名古屋市上下水道局

2018年10月30日 私有地内の水道給水管と専用水道設備との誤接続について

私有地内の水道給水管と専用水道設備との誤接続について
(平成30年10月30日資料提供)



名古屋市中川区内で、下記のとおり、水道法施行令第5条(注1)において禁止されている水道給水管と専用水道(注2)設備の配管との接続が行われ、この誤接続部から水道本管へ専用水道設備の水が逆流しました。
これにより、中川区小碓通5丁目、昭明町3・4・5丁目の各一部、約80戸に逆流した水が水道水に混入した可能性があります。
当該専用水道設備は水道法に基づき保健所に届出をし、厚生労働省が定める法定検査機関にて水質検査が行われており、飲用しても健康面で問題ないことを確認しています。
現在は、接続を切断し、逆流は発生していません。


1 発生場所【図1参照】
中部鋼鈑株式会社(名古屋市中川区小碓通5丁目1番)
 
2 経 緯

日 付(平成30年) 事 項
10月25日(木)
(午後0時30分ごろ)
委託検針員が「中部鋼鈑株式会社の水道メータ検針の際に使用水量がマイナスになっている」と当局に報告。
同日
(午後4時ごろ)
【図2参照】






当局職員が現地を訪問したところ、専用水道設備から水道本管へ水の逆流が発生しており、誤接続をしていたことを確認し、直ちに誤接続部のバルブを閉め、逆流を防ぐとともに、誤接続部を切断するように指示。
その場で聞き取りを行ったところ、以下のことが判明。
(1) 同社では、専用水道として保健所に届出をしたうえで工業用水道を膜ろ過にて処理し、従業員の飲用水として利用していたが、膜ろ過装置が停止した場合に備えて、膜ろ過処理後の配管に水道給水管を接続していた。
(2) 当該配管と水道給水管の接続部にあったバルブを平成30年7月25日(水)に同社にて取り替えた際、バルブの閉止状態が不完全であったため、接続部から水が逆流した。
10月26日(金)
(午後5時ごろ)
同社が当該誤接続部を切断したことを、当局が確認。
10月26日(金)~
10月29日(月)
水道本管の水質検査を実施し、水道水質基準に適合していることを確認するとともに、逆流による影響範囲を特定。
10月30日(火)
(午前中)
同社とともに、逆流の影響が想定される約80戸の周辺住民の方に、逆流したことをお詫びするとともに、飲用した場合でも健康に影響ないことを説明した。


3 今後の対策
工業用水道や地下水を利用した専用水道の設置者に対し、水道給水管と専用水道設備の配管との接続を行わないよう個別に周知します。
なお、引き続き水道メータの検針時の確認を徹底するとともに、事業者や住民の方に誤接続を行わないよう当局公式ウェブサイトなどで周知を図ります。

(注1)水道法施行令第5条
(給水装置の構造及び材質の基準)
第5条 法第16条の規定による給水装置の構造及び材質は、次のとおりとする。
(1)~(5) (略) 
(6) 当該給水装置以外の水管その他の設備に直接連結されていないこと。
(7) (略) 

(注2)専用水道
 水道法第3条第6項に定めるもので、一般の需要に応じて供給するものではなく、100人を超える居住者に必要な水を供給にするもの、またはその水道施設において人の飲用、炊事用、浴用など人の生活に使用する水量が20立方メートルを超える寄宿舎、社宅、学校などの自家用の水道をいう。


【図1】位置図
位置図

【図2】誤接続と逆流の状況
誤接続と逆流の状況