名古屋市上下水道局

課題別研修「上水道無収水量管理対策」について

今年も海外研修員の受入れが始まりました!

今年も課題別研修「上水道無収水量管理対策A」での海外研修員の受入れが始まりました。
平成30年9月17日(月)から平成30年10月24日(水)までの期間(名古屋市の受入は6日間)で、5か国6名(アフガニスタン、マラウイ2名、マーシャル諸島、フィリピン、ジンバブエ)の研修員を受け入れます。

局長表敬のようす
局長表敬の様子

研修の概要
この研修は、JICAの海外研修員受入事業のうち、課題別研修の1コースとして位置づけられており、名古屋市上下水道局が受入研修を実施しています。対象は開発途上国で水道の維持管理に従事する技術系行政官で、漏水防止を中心とする無収水量管理対策に必要な知識の習得や技術の向上をはかり、当該国の無収水量管理に携わる指導者を養成することを目的としています。
※無収水量とは、浄水場で作られた水がご家庭に届けられる前に、水道管からの漏水や不正接続、水道メータの不十分な管理などにより失われ、水道料金として徴収することができない水量のことをいいます。開発途上国では、無収水量の割合が30~50パーセント(名古屋市は約6パーセント)にもなり、経営を圧迫していることから、無収水量の割合をいかに低く抑えるかが共通の課題となっています。

研修実施内容
名古屋市上下水道局では、JICAの依頼により平成8年度からこの研修を実施しており、平成30年度で23年目を迎え、平成29年度までの間に世界の各地域から57カ国273名の研修員の方々が参加しています。
平成29年度は、無収水管理対策研修をA(他市合同)とB(名古屋市)に分けて、Aは5か国7名の研修員を受入れ、9月13日から10月26日(名古屋市の受入は6日間)まで実施し、Bは7か国10名の研修員を受け入れ、11月5日から12月16日まで実施しました。
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実技のようす

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講義のようす

おわりに
課題別研修は、国別に行われる研修とは異なり、それぞれ水事情が異なる国々から研修員が参加しています。例えば、終戦直後の日本のように漏水率50パーセントであちらこちらから地表へ水が漏れている国もあれば、漏水率30パーセントで今後、地域ごとの漏水調査を開始する国もあり、事情は様々です。このため、受入研修では、研修レベルを特定の国に合わせることができず調整に苦労していますが、研修員からは「終戦直後の日本は、現在の私たちと同じような状況であったことがよくわかった。私たちもがんばれば、現在の日本のようになれるような希望が持てた。」との前向きな感想をいただきました。
今後もこうした国々の見本となれるよう、名古屋市上下水道局として技術力の向上につとめ、この研修を通じて開発途上国への技術支援に貢献していきます。