木曽川流域を訪ねて

木曽の桟(かけはし)

木曽町から国道19号線を南下し、上松町との町境を越えると木曽川に架かる赤い鉄橋「桟橋」が目に入ります。「桟」の名が示すとおり、ここは木曽八景のひとつ「木曽の桟(棧の朝霞)」があったところで、桟橋のたもと付近の道路下には石積みの一部に銘文が残されています。「桟」といっても川に架かる橋ではなく、岸壁に平行して丸太などで横に張り出して架けられた桟道の総称をいいます。

木曽の桟付近の木曽川
木曽の桟

寝覚の床

寝覚の床

木曽の桟から寝覚の床にかけての木曽川は渓谷美に恵まれており、夕暮れ時、しぐれに濡れて墨絵のようにしっとりとした寝覚の床の風景を眺めて旅情をかきたてられたことは、今でも容易に想像することができます。 寝覚の床を一望できるところには、寛永元年(1624年)、尾張藩の始祖徳川義直によって建てられた「寝覚山臨川寺」があります。臨川寺から眺める寝覚の床は天下の絶景といわれ、参勤交代の大名や多くの旅人がこの名勝を眺めに立ち寄ったといわれます。



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