名古屋市上下水道局

財政のあらまし 令和3年度予算(下水道事業)

最終更新日:2022年03月24日

経営収支の概況(下水道事業会計)

令和3年度予算の概要

 収益的収入において、新型コロナウイルス感染症の影響などにより下水道使用料の減収を見込みましたが、雨水処理のための一般会計からの繰入金及び他企業工事に伴う受託工事収益の増などにより、全体としては前年度予算を2億円上回る778億円を予定した一方、収益的支出において、他企業工事に伴う受託工事費用及び下水管のメンテナンス費用の増加などにより前年度予算を4億円上回る766億円を予定しました。
 その結果、当年度純利益は12億5,800万円を計上しました。

令和3年度下水道事業会計予算のグラフ 収益的収入778億円 内訳、お客さまからの下水道使用料335億円、雨水処理のための一般会計からの繰入金346億円 等。収益的支出766億円 内訳、維持管理費293億円、減価償却費等421億円 等。純利益12億円。資本的収入305億円 内訳、企業債205億円、国庫補助金85億円、その他資本的収入等15億円。資本的支出703億円 内訳、建設改良費413億円、企業債償還金等290億円。資本的収支の不足額398億円は、減価償却費等の現金支出を伴わない費用から生じる資金等で補てんします。

建設改良事業

 令和3年度の建設改良費は413億円で、そのうち主要な建設改良事業として次表の事業を予定しています。

事業 概要 金額
普及促進事業 庄内川西部地区及び志段味地区等の下水道整備 13億円
浸水対策事業 名古屋市総合排水計画に基づく雨水調整池、関連管きょ、雨水ポンプ所等の整備 146億円
下水道施設のリフレッシュ事業 耐震化
老朽施設の改築
239億円
水環境の向上 簡易処理高度化施設の整備等 12億円