財政のあらまし 令和4年度決算(工業用水道事業)
最終更新日:2024年11月27日
令和4年度決算の概要
《事業の概況》
上下水道局では、将来にわたり安定的に事業を継続していくための中長期的な経営の基本計画である「名古屋市上下水道経営プラン2028」(計画期間:令和元年度から令和 10 年度)の着実な遂行に努めています。
工業用水道事業は、地下水の汲み上げによる地盤沈下の防止と中小企業を中心とする産業基盤の育成を目的として、工業用地下水の代替水として給水に努めており、1日平均給水量は6万 3,382 立方メートルとなりました。
主要な建設改良事業として、給水の安定性を確保するため、辰巳浄水場などの老朽化した施設について、施設の重要性、緊急性、事業費の平準化などに配慮しながら更新するとともに、老朽化した配水管について、更新及び耐震化を進めました。給水事業所数は、契約事業所が1か所増えましたが、他方で契約解除が3か所あり、前年度末より2か所減の 110 事業所となりました。
経営収支については、収入面において、給水収益は前年度に比べ5百万円余の増収となりました。支出面においては、急激なエネルギー価格の高騰に伴う電力費の高騰などの影響で維持管理費が前年度に比べ大幅に増加した一方で、資産減耗費が減少したことなどにより、4千7百万円余の当年度純利益を計上しました。