名古屋市上下水道局

令和5年度の決算見込

最終更新日:2024年07月16日

令和5年度の決算見込

水道事業

収入面においては、事業所等の使用水量が増加したことにより、水道料金による収入は前年度に比べ約1.3億円の増収となりましたが、固定資産の売却による利益の減少などにより、収入全体では約10.3億円の減収となりました。支出面においては、電力費が減少するなど維持管理費が前年度に比べ約9.9億円減少しました。以上の結果、約4.1億円の純損失を計上しました。


 

水道事業の決算見込
(単位 百万円、税抜)
区分 令和4年度決算 令和5年度決算見込 比較増△減
収益的収入 47,292 46,265 △1,026
 水道料金
40,358 40,483 126
 その他の収益 6,934 5,782 △1,152
収益的支出 47,600 46,678 △922
 維持管理費 28,443 27,457 △986
 (うち電力費) 2,243 1,672 △571
 資本費 19,157 19,221 63
当年度純利益(△は純損失) △309 △412 △104

(注)表示単位未満を四捨五入しているため、内訳の合計、差引が一致しない場合がある。


 

工業用水道事業

収入面においては、工業用水道料金による収入は前年度に比べ約2百万円の減収となりました。支出面においては、電力費が減少するなど維持管理費が約61百万円減少しました。以上の結果、約56百万円の純利益を計上しました。


 

工業用水道事業の決算見込
(単位 百万円、税抜)
区分 令和4年度決算 令和5年度決算見込 比較増△減
収益的収入 982 945 △ 37
 工業用水道料金 805 803 △ 2
 その他の収益 178 142 △ 35
収益的支出 935 889 △ 46
 維持管理費 326 264 △ 61
 (うち電力費) 89 65 △ 24
 資本費 610 625 15
当年度純利益 47 56 9

(注)表示単位未満を四捨五入しているため、内訳の合計、差引が一致しない場合がある。

 

下水道事業

収入面においては、水道以外汚水の有収水量が増加したことなどにより、下水道使用料による収入は、前年度に比べ約0.6億円の増収となり、雨水処理費負担金等も増収となりました。支出面においては、電力費が減少する一方で、下水管の補修に係る費用が増加するなど維持管理費が前年度に比べ約9.8億円増加しました。以上の結果、約4.9億円の純損失を計上しました。

 

下水道事業の決算見込
(単位 百万円、税抜)
区分 令和4年度決算 令和5年度決算見込 比較増△減
収益的収入 73,346 73,648 302
 下水道使用料 29,591 29,652 61
 雨水処理費負担金等 34,809 34,999 190
 その他の収益 8,946 8,997 51
収益的支出 73,214 74,138 924
 維持管理費 29,170 30,145 975
 (うち電力費) 3,950 3,803 △ 147
 資本費 44,044 43,993 △ 51
当年度純利益(△は純損失) 132 △ 490 △ 622

(注)表示単位未満を四捨五入しているため、内訳の合計、差引が一致しない場合がある。

なお、令和5年度決算は、監査委員の審査を経た上で、市会の9月定例会で認定を受ける予定です。


 

上下水道局では、将来にわたり安定的に事業を継続していくための中長期的な経営の基本計画である「名古屋市上下水道経営プラン2028」(計画期間:令和元年度~令和10年度)の着実な遂行に努めています。一方、令和5年度の決算見込みについては水道事業及び下水道事業ともに純損失の計上が見込まれるなど極めて厳しい状況が続いています。

人口の減少や物価の高騰など、これまでになく社会情勢が大きく変化しており、事業の転換期を迎える中、将来にわたる持続可能な事業運営のあり方に関し、幅広く知見や意見をいただきながら、事業運営を進めていきます。