収益的収入においては、給水収益は、新規顧客を見込んでいることに加えて、コロナ禍からの経済社会の正常化に伴う回復から、工業用水道料金の増収を見込み、その他の収益については、受託工事収益の減収などにより、全体として前年度予算を2百万円下回る10.5億円を予定しました。一方、収益的支出において、電力費は依然として高い水準にあるものの、前年度に比べて電力費の減少を見込んだことなどにより、前年度予算を2千万円下回る10.6億円を予定しました。その結果、予算では２年連続の赤字となり、当年度純損失は902万円を計上しました。
純損失を計上しておりますが、資金面においては、減価償却費等の現金支出を伴わない費用から生じる資金があるため、直ちに通常の支払い等が困難になるといったような状況ではありません。
安定的な上下水道サービスを将来にわたって維持していくため、さらなる収益の確保や経費の削減などの経営努力に努めてまいります。