財政のあらまし 令和6年度予算(下水道事業)
最終更新日:2024年05月21日
経営収支の概況(下水道事業会計)
令和6年度予算の概要
収益的収入において、新型コロナウイルス感染症の拡大以前から減少傾向にあり、コロナ禍からの経済社会の正常化に伴う回復から下水道使用料の増収を見込みましたが、一般会計からの繰入れとして対象経費の減少による雨水処理のための繰入金等の減収などにより、全体としては前年度予算を19億円下回る791億円を予定しました。一方、収益的支出において、電力費は依然として高い水準にあるものの、前年度に比べて電力費の減少を見込んだことなどにより、前年度予算を24億円下回る805億円を予定しました。その結果、予算では2年連続の赤字となり、当年度純損失は14億3,207万円を計上しました。
純損失を計上しておりますが、資金面においては、減価償却費等の現金支出を伴わない費用から生じる資金があるため、直ちに通常の支払い等が困難になるといったような状況ではありません。
安定的な上下水道サービスを将来にわたって維持していくため、さらなる収益の確保や経費の削減などの経営努力に努めてまいります。
建設改良事業
令和6年度の建設改良費は501億円で、そのうち主要な建設改良事業として次表の事業を予定しています。
事業 | 概要 | 金額 |
---|---|---|
普及促進事業 | 庄内川西部地区及び志段味地区等の下水道整備 | 11億円 |
浸水対策事業 | 名古屋市総合排水計画に基づく雨水調整池、関連管きょ、雨水ポンプ所等の整備 | 157億円 |
下水道施設のリフレッシュ事業 |
耐震化 老朽施設の改築 |
311億円 |
水環境の向上 | 合流式下水道におけるさらなる水質浄化等 | 21億円 |