中学校の探究学習プログラムに参画しています!
最終更新日:2023年11月15日
教育委員会が推進するナゴヤ・スクール・イノベーション事業の一環として、「総合的な学習の時間」で地域社会をフィールドとした探究学習の取り組みが、市内のある中学校で実施されています。
この取り組みは企業訪問などを通じて社会との関わりを体感し、仲間と協働して課題に向き合うことで自分の未来像を描き自分らしさを考えるもので、当局は地元企業8社とともに参画しています。
探究学習プログラムのフィールドワークを実施しました
10月11日(水曜日)、名古屋市役所西庁舎で実施したフィールドワーク(企業訪問)に、中学校の生徒20名が参加しました。
このプログラムはグループで課題を設定し、事前に調べた当局の取り組みなどの情報をもとに、フィールドワークを通じて課題解決のヒントを自ら発見することを目的としています。
まず、生徒たちがあらかじめリサーチした当局に関する情報をもとに課題を発表した後、当局の担当者が事業概要等について説明しました。
グループごとに課題を発表
スライドを使って事業概要を説明
その後、生徒に事前に配布した各部署の仕事の概要を記載したフロアマップを手に、西庁舎の上下水道局の部署があるフロアで1時間程度フィールドワークを行いました。
普段入ることがない市役所の執務室で、職員が仕事をしている姿に興味津々な様子で見学し、仕事の現場を体感していました。
特に災害時の水の確保や水環境の改善について高い関心を示していました。
訪問した部署では、担当の職員から生徒にパンフレットや映像を見せながら説明し、生徒たちも大変熱心にメモしながら聞いている様子でした。
災害対策について聞く生徒たち(防災危機管理室)
普段何気なく使っている水道水について、初めて聞く情報に興味津々な様子(浄水管理調整室)
水処理の改善等について熱心に聞く様子(下水道計画課)
局長、次長から生徒たちに期待のメッセージが
最後に、生徒たちがグループで質問を整理し、フィールドワークで生まれた疑問や聞ききれなかったことについて質疑応答を行いました。
中学生ならではの柔軟な視点に、大人の私たちも気づかされる場面もありました。
フィールドワーク実施後に、「生徒たちが上下水道局のファンになった」と嬉しい感想をいただきました。
このフィールドワークの後、生徒たちは12月の発表に向けて課題解決のための企画をまとめグループで発表します。
最終発表会には当局も出席する予定です。