名古屋市上下水道局

次の100年の財産として残すために

建設工事事務所_安田技師

1.工事実施のあゆみ
上下水道事業は、その時代の課題に対応するため、ポンプ所、水処理センターなど多くの大規模な施設を作ってきました。
 例えば、昭和4年(1929年)から昭和8年(1933年)にかけて行われた「西部下水道幹線築造工事」は、低湿でわずかな降雨でも排水不能になりやすかった堀川以西の地域の排水機能を向上させるために実施しました。この工事は、江川用水路と笈瀬川を埋め立てて幹線を築造し、中川運河分岐点ポンプ所(露橋抽水場、現在の露橋水処理センターの一部)を建設する大掛かりな工事でした。
 加えて、この工事は同時期の都市計画事業(中川運河の開削と名古屋駅改築の計画)と深く関係があったことから、これらと歩調を合わせて進行する必要がありました。そのため工事は、一層計画的に実施することが求められました。
 そういった状況下において、この110年を通じて確実に工事を実施することで、現在の下水道事業があります。

昭和5年頃の露橋抽水場の建設工事
昭和5年(1930年)頃の露橋抽水場の建設工事




2.着実・安全に工事を行っています
  建設工事事務所では、雨水ポンプの増強工事や雨水貯留施設の整備工事などの監督業務を行っています。中でもリニア中央新幹線の開業を控えた名古屋駅周辺を浸水被害から守るため、地下約50メートルに直径約6メートルの雨水貯留施設を建設しています。
 地域のお客さまからの浸水対策への期待を背負っていると思うと、浸水被害を二度と起こさせないという強い使命感が湧いてきます。工事を進めるにあたり、様々な判断が求められるなか、絶対に事故を起こさないというプレッシャーと闘いながら、詳細な工程管理、品質管理、安全管理を徹底し監督業務を行っています。

名駅南雨水幹線下水道築造工事
名駅南雨水幹線下水道築造工事



 
3.仕事をする上で意識すること
  大規模工事では事故が発生すると重大災害となる恐れがあるため、過去の事故事例を参考に勉強会を行っており、事例を知ることで、二度と同じ事故を起こしてはいけないという気持ちが湧き、気が引き締まります。
 現場パトロールに行く際は、あるべき安全管理状況をイメージし、危険だと感じたところは工事受注者に改善指示をしています。
 また、市内の幹線工事では、状況によって複雑な交通規制を強いるため、規制の形態、迂回路、時期を分かりやすくまとめた資料を作成し、近隣のお客さまに説明して回っています。工事に対してのお問い合わせや、工事でご迷惑をかけてしまった場合には、迅速にお客さまのところへ出向き、お話をさせていただき、誠実かつ丁寧に対応することを心がけています。

建設中の雨水貯留施設(シールド)
建設中の雨水貯留施設(シールド)
現場安全管理
コンクリートの品質試験
現場安全管理 コンクリートの品質試験




4.時を超えて大きな財産を残すために
 リモート技術を用いて離れた場所から材料・製品を確認する工場検査など、IT技術を積極的に活用した新しい手法を取り入れるとともに、技術力が高いベテランの先輩から技術を継承してもらう機会を大切にしています。先輩と一緒に回る現場パトロールは、技術力をアップする上でどんな参考書よりもわかりやすい授業の機会となり、大規模工事をスムーズに進めるための土木技術もこういった場で学んできました。
 先人の方たちが築いてきたように、携わっている大規模工事が次の100年の財産として残すために、日々技術の習得に努めていきます。

建設工事事務所_安田技師(2)
 
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コォジィ君と行く工事現場XR見学

 
<下水道~自然とまちをまもる人たち~>

下水道01/これからも快適に下水道をご利用いただくために

下水道02/日本初「活性汚泥法」による下水処理
下水道03/ともにつくる 大雨に強いまち なごや

 

<名古屋市の職員採用情報>

『これまでの上下水道110年の歴史の中で、たくさんの職員が携わり、事業を支えてきました。私たちと一緒に、これからの上下水道を支えてみませんか?』
名古屋市の職員採用情報はこちらです。
職員採用ナビ

(注)名古屋市公式ウェブサイトにリンクしています。

<おしらせ・2022年度インターンシップについて>
当局では、理系の学生を対象に、インターンシップの募集を行っています。
大規模土木工事現場の見学や、配水管・下水管の維持管理業務の体験、職員との座談会など、土木技師として重要な都市インフラである水道・下水道に携わる仕事の魅力をたっぷり感じられる内容になっています。
ご応募お待ちしています。


実施期間:8月24 (水曜日)25(木曜日)29(月曜日)3日間(29日は午前中のみ)
募集人数:土木系 10名程度(大学3年、修士1年、高専4年対象)
応募期間:5月25日(水曜日)から6月14日(火曜日)


応募については名古屋市のサイトをご確認いただき、在籍する大学等のインターンシップ担当窓口を通じて行います。募集期間は各学校等により異なる可能性がありますので、ご注意ください。
名古屋市インターンシップ情報

(注)名古屋市公式ウェブサイトにリンクしています。


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