名古屋市上下水道局

日本初「活性汚泥法」による下水処理

北部名城水処理事務所_加藤係長

1.日本初「活性汚泥法」による下水処理
 創設当時の下水道は、下水を直接堀川や新堀川に放流していたため、両河川の汚染や悪臭が大きな問題となっていました。
 そこで、昭和5年(1930年)10月、河川の清浄を保つために、現在の下水処理の礎となった「活性汚泥法」を、名古屋市は日本でいち早く取り入れました。
 当時は日本での実施事例がない方法であったため、実験施設をつくり、数々の試行錯誤の結果、日本初の実用化に至りました。日本で初めて活性汚泥法を採用した堀留下水処理場は、現在も稼働しており、この処理水が新堀川の源流となっています。

新堀川堀留(処理場建設前の堀留)
新堀川堀留(処理場建設前の堀川)
活性汚泥法実験施設
活性汚泥法実験施設
堀留下水処理場
堀留下水処理場


2.現在は1日100万立方メートルの汚水をきれいにしています
 水処理センターはご家庭などで使用された汚水をきれいにして河川へと戻す施設で、下水道事業の根幹を支えています。名古屋市には水処理センターが15か所あり、1日約100万立方メートルの汚水をきれいにするために、24時間365日稼働しています。
 私たち職員は施設の運転、監視に加え、設備の巡視や点検、水質の分析をしています。故障が発生した場合には現地で修理し、異常流入があった場合には簡易な水質試験を行うなど安定した処理を継続するように管理しています。また、あわせて処理機能を維持したまま、設備の修繕や工事など、施設の維持管理業務も行っています。
管理室での運転監視
管理室での運転監視
ポンプ室
ポンプ室


3.仕事をする上で意識すること
 水処理センターに届く汚水の量や水質は、季節や天候によって変化するだけでなく、処理した水を川に戻すには多くの項目をクリアする必要があります。いつでも安定した処理を継続するため、施設の維持管理業務は欠かせません。維持管理をする上で、日ごろから施設の状況を把握し、できるだけ早い段階で施設の不具合を発見できるよう心掛けています。また、維持管理業務や工事の施工時には、施設の一部機能を停止することがありますが、時間の制約がある中での作業になるため、事前準備や安全対策に気をつけ、手戻りや事故が無いように心掛けています。
(ビルジ)ポンプを分解し、整備している様子
(ビルジ)ポンプを分解し、整備している様子
最初沈でん池の水質試験を行うための採水の様子
最初沈でん池の水質試験を行うための採水の様子


4.豊かな環境を次の世代へつなぐために
 水処理センターの維持管理業務は、お客さまにとって直接見る機会も少なく分かりにくい部分ではありますが、安心安全な生活や都市活動の基盤を支える下水道事業の土台となるとても大切な業務です。施設の機能を今後も適切に維持していくため、これまでに培ってきた知識や技術を職員が確実に継承していくとともに、災害にも強い施設づくり、水環境の向上に取り組むなど、これまでと同様に安心と安全を持続していきます。

北部名城水処理事務所_加藤係長(2)

 <下水道~自然とまちをまもる人たち~>
  下水道01/これからも快適に下水道をご利用いただくために
  下水道03/ともにつくる 大雨に強いまち なごや
  下水道04/次の100年の財産として残すために



<名古屋市の職員採用情報>

『これまでの上下水道110年の歴史の中で、たくさんの職員が携わり、事業を支えてきました。私たちと一緒に、これからの上下水道を支えてみませんか?』
名古屋市の職員採用情報はこちらです。
職員採用ナビ

(注)名古屋市公式ウェブサイトにリンクしています。

<おしらせ・2022年度インターンシップについて>
当局では、理系の学生を対象に、インターンシップの募集を行っています。
大規模土木工事現場の見学や、配水管・下水管の維持管理業務の体験、職員との座談会など、土木技師として重要な都市インフラである水道・下水道に携わる仕事の魅力をたっぷり感じられる内容になっています。
ご応募お待ちしています。


実施期間:8月24 (水曜日)25(木曜日)29(月曜日)3日間(29日は午前中のみ)
募集人数:土木系 10名程度(大学3年、修士1年、高専4年対象)
応募期間:5月25日(水曜日)から6月14日(火曜日)


応募については名古屋市のサイトをご確認いただき、在籍する大学等のインターンシップ担当窓口を通じて行います。募集期間は各学校等により異なる可能性がありますので、ご注意ください。
名古屋市インターンシップ情報

(注)名古屋市公式ウェブサイトにリンクしています。

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