ともにつくる 大雨に強いまち なごや
最終更新日:2022年06月02日
1.これまでの浸水対策
平成12年(2000年) 東海豪雨時の浸水状況(天白区野並付近) |
平成20年8月末 豪雨時の浸水状況(西区那古野付近) |
中村西部雨水調整池
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菅田ポンプ所
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2.1時間約63ミリの降雨に対して浸水被害の概ね解消を目指しています
令和元年度に改定した「名古屋市総合排水計画」に基づき、1時間63ミリの降雨に対して浸水被害を概ね解消するとともに、1時間約100ミリの降雨に対して床上浸水を概ね解消することを目指し、施設整備に取組んでいます。現在工事を進めている主な浸水対策事業としては、名古屋駅周辺を対象に、全長約5キロメートルにもなる名古屋中央雨水調整池や、地中65メートルもの深さになり小学校のプール1杯分の水を約20秒でくみ上げることのできる広川ポンプ所の整備などがあります。
名古屋中央雨水調整池(工事中)
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広川ポンプ所断面図
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3.仕事をする上で意識すること
近年、本市では東海豪雨や平成20年8月末豪雨のような広範囲にわたる浸水被害は発生してはいませんが、雨の降り方が激しく、また局所的になってきていることから、地盤の低い地区などで浸水被害は発生しており、いつ、どこで、大規模な浸水被害が発生するとも限りません。浸水被害を少しでも減らしていくため、地域の皆様方の経験に基づく声や要望などに耳を傾けながら、業務を進めていくようにしています。
改正後の「名古屋市総合排水計画」の取り組みイメージ
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4.ともにつくる 大雨に強いまち なごや
かつて経験したことがないような大雨により、全国各地で甚大な浸水被害が毎年のように発生しています。このような雨に対して、まずは施設整備をしっかりとすすめ、市全体で1時間63ミリの降雨に対して浸水被害を概ね解消するように取組んでいきます。
しかし、それだけで様々な降雨に対応することは難しく、市民・地域・事業者のみなさんとともに取組を進めていくことが必要となります。一例ですが、大雨の際に下水道に流れ出る雨水の量を減らす取組、雨に強い建物づくりなど浸水リスクを認識した建物づくりや土地利用を促進する取組などが重要となります。
今後は、行政として進める施設整備も積極的にPRしていきながら、さらにソフト的な対策も積極的に進めていくことでみなさんにも取組を進めていただき、“ともにつくる 大雨に強いまち なごや”の実現を目指していきたいと考えています。
<下水道~自然とまちをまもる人たち~>
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下水道01/これからも快適に下水道をご利用いただくために
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下水道02/日本初「活性汚泥法」による下水処理
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下水道04/次の100年の財産として残すために
<名古屋市の職員採用情報>
『これまでの上下水道110年の歴史の中で、たくさんの職員が携わり、事業を支えてきました。私たちと一緒に、これからの上下水道を支えてみませんか?』
名古屋市の職員採用情報はこちらです。
● 職員採用ナビ
(注)名古屋市公式ウェブサイトにリンクしています。
<おしらせ・2022年度インターンシップについて>
当局では、理系の学生を対象に、インターンシップの募集を行っています。
大規模土木工事現場の見学や、配水管・下水管の維持管理業務の体験、職員との座談会など、土木技師として重要な都市インフラである水道・下水道に携わる仕事の魅力をたっぷり感じられる内容になっています。
ご応募お待ちしています。
実施期間:8月24日 (水曜日)、25日(木曜日)、29日(月曜日)の3日間(29日は午前中のみ)
募集人数:土木系 10名程度(大学3年、修士1年、高専4年対象)
応募期間:5月25日(水曜日)から6月14日(火曜日)
応募については名古屋市のサイトをご確認いただき、在籍する大学等のインターンシップ担当窓口を通じて行います。募集期間は各学校等により異なる可能性がありますので、ご注意ください。
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名古屋市インターンシップ情報