名古屋市上下水道局

東海豪雨と平成20年8月末豪雨

最終更新日:2022年04月01日

 平成12(2000)年9月11日から12日にかけて、日本付近に停滞していた秋雨前線は、台風14号からの暖かく湿った気流の流れ込みにより活動が活発となり、東海地方は愛知県を中心に記録的な大雨となりました。この大雨では、名古屋地方気象台で日最大1時間降水量97.0ミリ、日最大降水量428.0ミリ、最大24時間降水量534.5ミリを観測し、いずれも統計開始以来最も高い値となっています。

 名古屋市においては、河川の破堤、越水及び内水の浸水により、各所で床上浸水(11,142世帯)、床下浸水(23,292世帯)が発生し、その浸水範囲は市域の約4割に及びました。

 名古屋市では、この東海豪雨や平成20年8月末豪雨などで著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域に対し、「緊急雨水整備事業」として原則1時間に60ミリの降雨に対応する施設整備を進めています。これにより名古屋地方気象台における過去最大の1時間降雨量97ミリの降雨に対して、床上浸水の概ね解消を目指しています。

東海豪雨でまちが浸水する様子
東海豪雨でまちが浸水する様子

名古屋中央雨水調整池の整備
名古屋中央雨水調整池の整備