雨水流出抑制のお願い
最終更新日:2024年03月13日
雨水を地中に浸み込ませたり、一時的に貯めたりすることを「雨水流出抑制」といいます。
なぜ、雨水流出抑制が必要なの?
市街地では、昔に比べて多くの面積がアスファルトやコンクリートに覆われてしまったため、降った雨が浸み込む場所を失い、雨水のほとんどが短時間に集中して下水道や河川に流れ出すようになっています。
このため、大雨が降ると、下水道や河川の能力を超えた雨水が道路などにあふれやすくなっています。
わたしたちに何ができるの?
浸透雨水ます | 雨水を底面や側面から地中に浸透させる集水ます |
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穴あき埋設管 | 雨水を内面から地中に浸透させる管路 |
透水性舗装(透水性アスファルト、透水性ブロック) | 雨水を直接地中に浸透させる機能を持つ舗装 |
雨水タンク | 雨どい等につなぎ、雨水を一時的に貯めるもの |
浸水対策としては、
みなさまの敷地などから下水道や河川に雨水が流れ出すのを、
少しでも「減らす」「遅らせる」ことが大切です。
他にもこんな効果が!
〇豊かな水の環の復活
雨水の浸透により、地下水が保たれます。
これにより水循環機能が回復し、土中水分の蒸発散作用によるヒートアイランド現象の緩和などが期待できます。
〇河川の浄化
降り始めの汚れた雨水が河川に流れ出る回数・量が減り河川の浄化に役立ちます。
うちでも浸透できるのかな?
市域のどのあたりが浸透に適しているかの目安を示す「浸透適地マップ」を掲載していますので、活用してください。
市では何をやってるの?
市では、全庁組織として「名古屋市雨水流出抑制推進会議」を設置し、水害の防止および都市環境の向上を目的とし、総合的な雨水流出抑制を推進しています。
市の施設は名古屋市防災条例により雨水流出抑制が義務化されており、貯留施設及び浸透施設の設置を進めています。また、民間施設等に対する普及啓発も努めています。
みなさまのご協力をお願いいたします。
【令和4年度の本市の雨水流出抑制の実績】
・設置個所…75個所
・貯留浸透量…3,149.9立法メートル
リーフレットはこちら→
雨水流出抑制リーフレット(pdf 1,604kb)