財政のあらまし 平成25年度決算(下水道事業)
最終更新日:2014年11月20日
平成25年度決算の概要
《事業の概況》
上下水道局では、「信頼」を基本理念とする名古屋市上下水道構想「みずの架け橋」の実現に向けた第2期計画である中期計画「みずプラン27」(計画期間:平成23~27年度)の着実な遂行に努めています。
平成25年度は下水道の未整備地域の早期解消に向けて、庄内川西部地区、志段味地区、桶狭間地区等の普及促進事業をすすめました。
また、老朽施設への対応におきましては、処理設備の更新などを進める中、老朽化した宝神汚泥処理場に替わる新たな汚泥処理施設として平成20年度より建設をすすめてまいりました空見スラッジリサイクルセンターが平成25年10月に稼動しました。
災害への備えとしては、東海豪雨や平成20年8月末豪雨などにより著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象とした緊急雨水整備事業を引き続き推進しました。併せて、第7次下水管路調査改築計画に基づき、老朽管の更新や、避難所などから水処理センターを結ぶ下水管及び緊急輸送道路下などの重要な幹線等の耐震化をすすめるとともに、道路下の空洞調査を行い下水管の損傷に起因する道路陥没の防止に努めました。
さらに、環境保全への対応においては、水環境の向上策として、露橋水処理センターの全面改築に合わせた高度処理施設の整備や、汚濁負荷の高い初期雨水を一時貯留する雨水滞水池の建設をすすめました。
経営収支についてみますと、収入面においては下水道使用料は前年度に比べわずかな減収にとどまり、支出面においては人件費の削減など経営改善に努めるとともに、高利率の企業債が減って支払利息が減少したことなどにより、当年度純利益は10億5千万円余を計上しました。
平成25年度下水道事業損益計算書、貸借対照表(pdf 96kb)
《収益的収支の概況と貸借対照図》