名古屋市上下水道局

財政のあらまし 平成26年度決算(下水道事業)

最終更新日:2024年11月21日

平成26年度決算の概要

《事業の概況》

上下水道局では、「信頼」を基本理念とする名古屋市上下水道構想「みずの架け橋」の実現に向けた第2期計画である中期計画「みずプラン27」(計画期間:平成23~27年度)の着実な遂行に努めています。
平成26年度は下水道の未整備地域の早期解消に向けて、中川区及び港区の庄内川西部地区、守山区の志段味地区並びに緑区の一部地区等の普及促進事業をすすめました。
老朽施設への対応におきましては、下水道基幹施設整備  計画に基づき、老朽化した露橋水処理センターの全面改築に合わせ耐震化をすすめるとともに、その他千年水処理センターをはじめとする老朽化した既存設備の更新を行いました。また、第7次下水管路調査改築計画に基づき、老朽化した下水管の調査を行い、その結果を踏まえ緊急性の高い箇所から計画的に改築・更新をすすめたほか、道路下の空洞調査を行い下水管の損傷に起因する道路陥没の防止に努めました。
災害への備えとしては、東海豪雨や平成20年8月末豪雨などにより著しい浸水被害が集中した地域や都市機能の集積する地域を対象とした緊急雨水整備事業を引き続き推進しました。
環境保全への対応においては、水環境の向上策として、露橋水処理センターの全面改築に合わせた高度処理施設の整備や、雨天時の処理水質を向上させる簡易処理高度化施設を設置しました。
事業の効率的な執行として、汚泥処理場の管理体制の見直しや管路センター業務の集約化などにより業務の効率化をすすめたほか、資産の有効活用として現有資産を利用した収益の確保を図りました。
経営収支についてみますと、収入面においては消費税等を除いた下水道使用料は前年度に比べ減収となりましたが、支出面においては人件費の削減など経営改善に努めるとともに、高利率の企業債が減って支払利息が減少したことなどにより、当年度純利益は13億8千万円余を計上しました。
 
平成26年度下水道事業損益計算書、貸借対照表(pdf 98kb)


 《収益的収支の概況と貸借対照図》

下水PL_BS