財政のあらまし 平成29年度決算(水道事業)
最終更新日:2018年11月27日
平成29年度決算の概要
《事業の概況》
上下水道局では、5年間の経営計画である中期経営計画「みずプラン32」(計画期間:平成28~32年度)の着実な遂行に努めています。
平成29年度の給水状況については、1日平均給水量は前年度よりわずかに増加(3,016立方メートル増加)し、76万2,700立方メートルとなりました。なお、1日最大給水量は83万1,809立方メートルでした。
平成29年度の主要な建設改良事業としては、第4次水道基幹施設整備事業に基づいて、犬山系導水路や春日井浄水場新送水ポンプ所の整備など老朽化した施設の更新や耐震化をすすめました。また、第4次配水管網整備事業に基づいて、老朽配水管の更新にあわせた耐震化と、直結給水のための配水管整備をすすめるとともに、指定避難所へ至る配水管の耐震化をすすめました。
さらに、より安全でおいしい水をお客さまへお届けするために、第5次配水維持管理作業計画に基づいて配水管内のクリーニングを実施したほか、小規模貯水槽水道の点検・指導及びその後の改善状況の確認を行いました。
経営基盤の強化においては、引き続き業務の効率化をすすめ職員数の削減を行うとともに、資産の有効活用による収益の確保に努めました。
経営収支についてみますと、収入面においては、給水量が前年度よりわずかに増加したことに伴い、給水収益は前年度を上回りました。支出面においては、経常的経費の削減などの経営改善に努めるとともに支払利息が減少する一方で資産減耗費が増加し、当年度純利益は8億2千万円余を計上しました。
H29水道事業損益計算書・貸借対照表(pdf 58kb)
《収益的収支の概況と貸借対照図》
《平成29年度決算における給水原価および純利益の使途について》
水道水1㎥を作るのに要した費用は156.77円(消費税等を除く、以下同じ)で、その内訳は以下のとおりでした。
また、1㎥当たり3.15円(総額で8億2千万円余)の純利益を計上することができたため、全額を施設の老朽化対策や地震対策など、必要な施設の改築・更新工事のために活用します。