スリランカへの技術協力
最終更新日:2023年03月20日
スリランカ民主社会主義共和国
スリランカ民主社会主義共和国(以下「スリランカ」という)はインド共和国の南東にあり、人口は約2,200万人で、シンハラ人(74.9%)、タミル人(15.3%)、スリランカ・ムーア人(9.3%)(一部地域を除く値)から構成されています。面積は約6.5万平方キロメートルで北海道の約0.8倍です。首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ、公用語はシンハラ語、タミル語で、国民の約7割が仏教を信仰しています。
スリランカの水道事情
スリランカの水道の普及率は53.1%ほどで、未普及水地域の人々は、井戸や河川の水を使用しています。乾季に井戸の水が枯れたり、水源が大腸菌に汚染されるなどの課題があります。また、水道料金を取らずに漏水したり使用されたりしている無収水率は24.6%にも及び、この無収水率の低減はスリランカ国家上下水道公社(NWSDB)にとって、大きな課題となっています。
スリランカ民主社会主義共和国(以下「スリランカ」という)はインド共和国の南東にあり、人口は約2,200万人で、シンハラ人(74.9%)、タミル人(15.3%)、スリランカ・ムーア人(9.3%)(一部地域を除く値)から構成されています。面積は約6.5万平方キロメートルで北海道の約0.8倍です。首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ、公用語はシンハラ語、タミル語で、国民の約7割が仏教を信仰しています。
スリランカの水道事情
スリランカの水道の普及率は53.1%ほどで、未普及水地域の人々は、井戸や河川の水を使用しています。乾季に井戸の水が枯れたり、水源が大腸菌に汚染されるなどの課題があります。また、水道料金を取らずに漏水したり使用されたりしている無収水率は24.6%にも及び、この無収水率の低減はスリランカ国家上下水道公社(NWSDB)にとって、大きな課題となっています。
スリランカ | 名古屋市 | |
人口 | 約2,100万人 | 約230万人 |
面積 | 約65,610平方キロメートル | 約326平方キロメートル |
水道普及率 | 53.1% | 100% |
無収水率(注) | 24.6% | 4.80% |
(注)国際水協会(IWA)の分類による
スリランカへの技術協力
スリランカへの技術協力は、2013年度よりJICAを通じた技術協力を開始したことを皮切りに、これまで33人の研修生を受け入れ、24人の職員を派遣しました。
JICA草の根技術協力事業(地域提案型)
「水道施設設計・施工管理能力強化プロジェクト」(2013年度)
本プロジェクトは、漏水の少ない維持管理の容易な水道施設を実現するために、NWSDB独自の、配水管を含む水道施設の工事に関する基準を作ることを目的としたプロジェクトです。実施期間は2013年7月から2014年2月までの約6カ月で、当局にスリランカ国家上下水道公社の職員を受け入れるとともに(本邦研修)、当局から職員をスリランカへ派遣して(専門家派遣)、水道管の施工管理等に関する研修を行いました。
JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
「配水管施工管理能力強化プロジェクト」(2013~2016年度)
本プロジェクトは、スリランカ国家上下水道公社の技術者が、将来漏水が少なく維持管理のし易い配水管としていくために、施工管理能力を強化していくことを目的としたプロジェクトです。実施期間は2014年3月から2017年3月までの3年間で、当局にスリランカ国家上下水道公社の職員を受け入れるとともに(本邦研修)、当局から職員をスリランカへ派遣して(専門家派遣)、配水管の施工管理等に関する研修を行いました。
JICA技術協力プロジェクト
「国家上下水道公社西部州南部地域事業運営能力向上プロジェクト」(2018~2021年度)
本プロジェクトは、管路に係るアセットマネジメントをNWSDBに導入し、漏水対策能力及び研修実施能力の向上を通じて、NWSDBによる管路マネジメント業務の強化を図り、NWSDBの管路マネジメント強化策の拡充に寄与することを目的としたプロジェクトです。本プロジェクトは、神戸市と共同で実施しており、名古屋市は、漏水対策能力と研修実施能力に関する技術協力を行いました。実施期間は2018年9月から2021年8月までの約3 年間で、当局にNWSDBの職員を受け入れるとともに(本邦研修)、当局から職員をスリランカへ派遣して(専門家派遣)、漏水対策等に関する研修を行いました。
本邦研修
実技研修の様子
ディスカッションの様子
専門家派遣
a
現地調査の様子
工事現場の様子
スリランカへの技術協力
スリランカへの技術協力は、2013年度よりJICAを通じた技術協力を開始したことを皮切りに、これまで33人の研修生を受け入れ、24人の職員を派遣しました。
実施年度 | 事業名 |
2013年度 | JICA草の根技術協力事業(地域提案型) 「水道施設設計・施工管理能力強化プロジェクト」 |
2013年度~2016年度 | JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠) 「配水管施工管理能力強化プロジェクト」 |
2018年度~2021年度 | JICA技術協力プロジェクト 「国家上下水道公社西部州南部地域事業運営能力向上プロジェクト」 |
JICA草の根技術協力事業(地域提案型)
「水道施設設計・施工管理能力強化プロジェクト」(2013年度)
本プロジェクトは、漏水の少ない維持管理の容易な水道施設を実現するために、NWSDB独自の、配水管を含む水道施設の工事に関する基準を作ることを目的としたプロジェクトです。実施期間は2013年7月から2014年2月までの約6カ月で、当局にスリランカ国家上下水道公社の職員を受け入れるとともに(本邦研修)、当局から職員をスリランカへ派遣して(専門家派遣)、水道管の施工管理等に関する研修を行いました。
JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
「配水管施工管理能力強化プロジェクト」(2013~2016年度)
本プロジェクトは、スリランカ国家上下水道公社の技術者が、将来漏水が少なく維持管理のし易い配水管としていくために、施工管理能力を強化していくことを目的としたプロジェクトです。実施期間は2014年3月から2017年3月までの3年間で、当局にスリランカ国家上下水道公社の職員を受け入れるとともに(本邦研修)、当局から職員をスリランカへ派遣して(専門家派遣)、配水管の施工管理等に関する研修を行いました。
JICA技術協力プロジェクト
「国家上下水道公社西部州南部地域事業運営能力向上プロジェクト」(2018~2021年度)
本プロジェクトは、管路に係るアセットマネジメントをNWSDBに導入し、漏水対策能力及び研修実施能力の向上を通じて、NWSDBによる管路マネジメント業務の強化を図り、NWSDBの管路マネジメント強化策の拡充に寄与することを目的としたプロジェクトです。本プロジェクトは、神戸市と共同で実施しており、名古屋市は、漏水対策能力と研修実施能力に関する技術協力を行いました。実施期間は2018年9月から2021年8月までの約3 年間で、当局にNWSDBの職員を受け入れるとともに(本邦研修)、当局から職員をスリランカへ派遣して(専門家派遣)、漏水対策等に関する研修を行いました。
本邦研修
実技研修の様子
ディスカッションの様子
専門家派遣
a
現地調査の様子
工事現場の様子