名古屋市上下水道局

メキシコへの技術協力

最終更新日:2023年04月18日

icon_002 メキシコ合衆国とメキシコ市の紹介 icon_002

メキシコ合衆国はアメリカ合衆国の南にあり、人口は約1億2,701万人です。面積は約196万平方キロメートルで、日本の約5倍です。首都は名古屋市の姉妹都市でもあるメキシコ市で、公用語はスペイン語です。人口は約892万人で、16の行政区で構成されています。
メキシコ合衆国周辺マップ
メキシコ合衆国周辺マップ

メキシコ市は人口世界最大級の大都市でありながら歴史的建造物が数多く残り、歴史と調和した魅力のある街並みが見られます。また世界の主要都市としては例がない海抜約2,200メートルの高地に位置しています。メキシコ市はかつて湖であった場所を干拓して作られた都市で、地盤が緩いという特徴があります。大きな地震が発生すると、その影響も大きくなり、近年では2017年に発生したメキシコ中部地震により、大きな被害を受けました。
メキシコ市の様子
メキシコ市の様子


メキシコ市の上下水道事情
メキシコ市の水道普及率は98.0%、下水道普及率は94.0%と高い水準で整備されていますが、様々な課題を抱えています。水道は水源の約6割以上を地下水に依存していましたが、都市の発展や人口の増加により、汲み上げる地下水の量が降雨により滞水する量を大きく上回るようになりました。そのため、地下水の枯渇が危惧されています。また、地下水のくみ上げにより地盤沈下が発生し、上下水道管などのインフラへの影響や、地質の変化による地下水の水質悪化が発生し、大きな問題となっています。
メキシコ市名古屋市
人口約892万人約230万人
面積約1,595㎢約326㎢
水道普及率98.0%100%
下水道普及率94.0%99.4%


これまでの技術協力事業
メキシコ市への技術協力は、2005年度にJICAを通じた技術協力を開始したことを皮切りに、これまで多くのメキシコ人研修生の受け入れや、名古屋市職員の派遣を実施しています。
実施年度事業名
2005年度 ~ 2010年度JICA草の根技術協力事業(地域提案型)
 「メキシコ水道における水質管理プロジェクト」
2011年度 ~ 2013年度JICA草の根技術協力事業(地域提案型)
 「メキシコシティの下水道事業改善プロジェクト」
2014年度 ~ 2016年度JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
 「メキシコ市における下水処理改善プロジェクト」
2019年度 ~ 2023年度JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
 「メキシコ市における上下水道震災対策強化プロジェクト」

〇JICA草の根技術協力事業(地域提案型)
 「メキシコ水道における水質管理プロジェクト」(2005 ~ 2010年度)

本プロジェクトは、JICA草の根技術協力事業の下、メキシコ市に対して名古屋市が初めて実施した水道の技術協力プロジェクトです。1978年以来姉妹都市の関係にある両都市の親善・交流事業の一環として、水道水質管理に関する技術協力を実施しました。

〇JICA草の根技術協力事業(地域提案型)
 「メキシコシティの下水道事業改善プロジェクト」(2011 ~ 2013年度)

本プロジェクトは、メキシコ市での適正な汚泥処理計画および管路維持管理計画を策定するための人材育成を目的としたプロジェクトです。当局から9名の職員をメキシコ市へ派遣して、下水処理水の水質向上のための研修や技術指導を行いました。

〇JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
 「メキシコ市における下水処理改善プロジェクト」(2014 ~ 2016年度)

本プロジェクトは、メキシコ市の下水処理水を、より安定した高い品質にするための技術・ノウハウを伝えることを目的としたプロジェクトです。現地での下水処理場の運転管理の技術指導および改善のための技術協力や、日本での技術研修を行いました。

【現在進行中】JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)
 「メキシコ市における上下水道震災対策強化プロジェクト」(2019 ~ 2023年度)

本プロジェクトは、メキシコ市における上下水道の震災対策を強化するため、名古屋市が持つ防災に関する知見・ノウハウを伝えることを目的としたプロジェクトです。メキシコ市からの研修員受け入れや、当局からの職員派遣を行い、震災対策に関する技術指導を行っています。活動状況の写真を以下に掲載しています。

~専門家派遣~
地震対策セミナー
メキシコ市職員向けの地震対策セミナー
  
水道施設の応急対策訓練で指導する専門家
水道施設の応急対策訓練で指導する専門家

水道関係者向けの企業セミナー
▲水道関係者向けの企業セミナー

~研修員受け入れ~
講義を受ける研修員 
講義を受ける研修員

応急給水施設の見学
応急給水施設の見学


専門家派遣により職員が得られること

メキシコ市へ派遣される専門家は、上下水道局の職員から選任されます。海外派遣では、日本国内では体験することができない貴重な経験を得ることができます。また、これまでの当局の知見を体系化して理解し、それを相手に分かり易く伝えることは、職員の知識向上にもつながります。さらに、プロジェクトを進めていく中で相手国の担当者と親密な関係を築くことができ、職員の視野を広げる良い機会にもなります。このように海外派遣は、上下水道を支える人材の育成にもつながっています。

<名古屋市の職員採用情報>
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(注)名古屋市公式ウェブサイトにリンクしています。