課題別研修「上水道無収水量管理対策」について
最終更新日:2024年03月25日
研修の概要
この研修は、開発途上国における無収水量の削減を目的として、海外からの研修員を受け入れて研修を実施するものです。
無収水量とは、浄水場で作られた水が家庭に届けられるまでの水道管からの漏水や盗水、水道メータの機能低下などにより、水道料金を徴収することができない水量のことをいいます。開発途上国では、無収水量の割合が30%から50%(名古屋市は約5%)にもなり、無収水量をいかに少なく抑えるかが共通の課題となっています。
名古屋市上下水道局では、今後もこうした国々の見本となれるよう技術力の向上に努めるとともに、研修員の受入れを通じて開発途上国への技術支援に貢献していきます。
受入れの実績
JICAの依頼を受け、平成8年度よりこの研修を実施しており、令和4年度まで世界の各地域から59か国328名の研修員が参加しました。
令和5年度は、10月16日から11月17日の期間に6か国7名の研修員を受け入れました。
市長表敬 6か国7名
(ブラジル2名、カンボジア、エジプト、エルサルバドル、ヨルダン、フィリピン)
研修の様子(漏水修理の見学)