名古屋市上下水道局

・浄水処理の改善

最終更新日:2014年02月28日

浄水処理能力向上のため、急速ろ過池のスロースタート・スローダウンの実施、ろ床更生を実施しました。
きめ細かな水質管理のため、高感度濁度計、水質遠方監視装置、残留塩素計、流量遠方監視装置を増設しました。

スロースタート・スローダウンの実施

急速ろ過池の運転開始時と洗浄時に通常のろ過速度より速度を下げてろ過を行うスロースタート・スローダウンを実施しています。スロースタート・スローダウンは運転開始時のろ過水濁度上昇の防止、洗浄による鉄・マンガンのはく離及び不陸を防止する効果があります。

ろ床更生の実施

ろ層は上から砂層、砂利層となっています。急速ろ過池のろ層は、長期間使用することで、最初は一定な層がだんだん不均等になり浄水処理が不安定になります。安定的に浄水処理をするために10年程度の周期で、ろ材の洗浄及び補砂を実施し、適正なろ過池のろ層の管理を実施しています。

44池のろ床更生を実施しました。

高感度濁度計の増設

安全でおいしい水を送り続けることができるよう高感度濁度計を設置し、 24時間休むことなく濁度を監視しています。浄水場のろ過池の出口や、浄水場から出る水道本管に設置され、わずかな濁りも感知することができます。

高感度濁度計を10台増設しました。

水質遠方監視装置・流量遠方監視装置・残留塩素計の増設

水質遠方監視装置・流量遠方監視装置・残留塩素計を設置することにより、お客さまにお届けする水道水の色・濁り・残留塩素濃度・水圧・流量などを24時間監視しています。

水質・流量遠方監視装置を15台増設しました。
残留塩素計を3台増設しました。