名古屋市上下水道局

合流式下水道の改善とさらなる水質浄化策

💧合流式下水道の改善

 合流式下水道(以下、合流式という)では、「汚水」と「雨水」を一緒の下水管で集めます。合流式で整備された地域には次のような課題があり、改善策に取り組んでいます。


課題

 汚水と雨水を一緒の下水管で集めるため、路面などまちの汚れを含む雨水は、弱い雨の場合は汚水と一緒に水処理センターに送られ処理されます。
 しかし、水処理センターの能力には限界があり、全ての汚水と雨水を水処理センターで処理することは困難です。そのため、強い雨が降ると、能力を超えた分の汚水の一部を含む雨水が直接川などへ放流されます。

弱い雨のときは、水処理センターへ送られて処理される。強い雨のときは、汚水の一部を含んだ雨水が直接河川へ放流 される。

改善策

1.簡易処理高度化施設の導入
 雨天時に実施する簡易処理※1の処理水質を向上させるため、合流式で整備された区域の水処理センターに簡易処理高度化施設※2を導入しています。
2.雨水滞水池の建設
 川などに放流される汚濁負荷を軽減するため、汚れの度合いが大きい降雨初期の雨水を一時的に貯留する雨水滞水池を建設しています。貯留した雨水は降雨終了後に水処理センターへ送水し処理されます。
3.ごみ除去装置の設置
 下水管内のごみが川などへ流れ出ることを防ぐため、ごみ除去装置を雨水吐室内※3に設置しています。
4.雨水スクリーンの目幅の縮小
 下水管内のごみが川などへ流れ出ることを防ぐため、ポンプ所などに設置されている雨水スクリーンの目幅を小さくしています。
合流改善施策    
※1:雨天時に増加した下水を、沈殿と消毒により処理すること。
※2:簡易処理で行う沈殿による処理をろ過処理等に置き換えること。従来と比較して処理水質が大幅に向上します。
※3:雨天時に一定量以上の下水を分水し、直接河川などへ放流する施設。


💧さらなる水質浄化策

堀川上中流部及び新堀川上流部におけるさらなる水質浄化策

 都心部の水辺を活かした魅力あるまちづくりに貢献するため、堀川上中流部及び新堀川上流部では、さらなる水質浄化策に取り組んでいます。
 具体的には、将来的に分流化※4を目指す中で、雨水幹線※5の整備などとともに、モデル地区における分流化の実施に向けて、取組みを進めています。

※4:「汚水」と「雨水」を別々の下水管で集める分流式下水道に切り替えること。
※5:汚水の一部を含む雨水を一時的に貯留する機能を持つ施設。