なごやの安心・安全でおいしい水道水を支える取り組み
最終更新日:2025年03月21日
安心・安全な水道水をお届けすることは、水道事業の最も基本的な使命であるといえます。本市の水道事業は100年以上にわたり安心・安全な水道水の供給に努め、「断水のないなごやの水道水」という歴史を築いてきました。
また、おいしい水道水を送り続ける努力もかかせません。令和6年度に実施した名古屋市上下水道事業に関するアンケートでは、「なごやの水道水をおいしいと思うか」という質問に対して、約8割の方がなごやの水道水はおいしいと回答しており、高い評価をいただいています。
このページでは、なごやの安心・安全でおいしい水道水を支える取り組みを紹介します。
およそ半世紀にわたって安心・安全でおいしい水道水をめざす取り組みを行ってきました!
なごやの安心・安全でおいしい水道水への取り組みは、昭和54(1979)年に全国に先駆けて、水道水に「おいしさ(うまさ)」の要素を導入し研究を行うといった、当時としては画期的な「うまい水研究会」の立ち上げから始まりました。
その後、およそ半世紀にわたって、おいしいだけでなく安心・安全な水道水の安定供給に向けた取り組みを継承しています。
さまざまな取り組みで安心・安全でおいしい水道水を支え続けます!
取組1 恵まれた水源を守ります!
●水道水の水源である木曽川は、水量が豊かで水質も良好なことに加え、硬度が低い軟水です。そのため、なごやの水道水の硬度は主な大都市の中でも特に低く、「あっさりとしてまろやかな味」であると言えます。
硬度について、温泉療法専門医で医学博士の東京都市大学 早坂教授にお話を伺いました。
なごやの水道水の特徴について
●定期的に水源の水質調査を行うことで、木曽川の水質を見守っています。定期的に木曽川および岩屋ダムなどの水質調査を実施し、常に水源の水質の状況を把握するとともに、国や県などの関係機関と協力して木曽川の水質保全に努めています。
●木曽川の豊かできれいな水を将来にわたり守るため、水環境保全に取り組んでいます。
取組2 安心・安全でおいしい水道水をつくります!
●浄水場では、24時間365日体制で安心・安全な水道水をつくっています。
●取水場や浄水場では、水質連続監視装置などにより、日夜、河川水の汚濁などの急激な水質の変化にも対応できるよう監視しています。豪雨や台風で水源の水質が悪くなったときも、浄水処理を強化することで安心・安全でおいしい水道水をつくっています。
●浄水処理施設の更新や水安全計画の継続的な見直しなどにより、安定した品質に保つよう努めています。
取組3 どんなときでも安心・安全でおいしい水道水を安定的にお届けします!
●給水区域内に水質連続監視装置を設置し、毎日水質を監視しています。また定期的に市内各所のじゃ口から採った水道水を検査し、水道法で定められた51項目の水質基準を満たすことを確認しています。
水道水の水質試験結果、水質検査計画については、ウェブサイトなどで公表しています。
●浄水場や配水場などの水道の施設について、地震発生時も水道水の供給を確保するため、老朽化した施設の更新にあわせて耐震化を計画的に進めています。
●配水管の経過年数や周辺の土壌の腐食性などから更新する優先度を決め、優先度の高いものから計画的に更新及び耐震化を進めています。