安心・安全でおいしい水道水を目指す主な施策
最終更新日:2022年03月29日
安心・安全で水道水をお届けすることは、水道事業の最も基本的な使命といえます。また、おいしい水道水を送り続ける努力もかかせません。
●安心・安全な水道水の供給
水質測定車などで定期的に木曽川および岩屋ダムなどの水質調査を実施し、常に水源の水質の状況を把握するとともに、国や県などの関係機関と協力して木曽川の水質保全につとめています。
取水場や浄水場では、水質連続監視装置や魚類の飼育などにより、日夜、河川水の汚濁などの急激な水質の変化にも対応できるよう監視しています。
浄水場でつくられた水道水についても、毎日、色度・濁度・残留塩素など必要な項目について検査するほか、定期的に市内各所のじゃ口から採った水道水を検査しています。
また、市内配水管には水質連続監視装置も設置しています。さらに浄水場には微量な物質も正確に測定できるよう精密な水質検査機器の整備充実をすすめてきました。今後とも、水質管理の強化につとめ、飲み水の安全確保により一層努力していきます。
水道水の水質試験結果、水質検査計画については、ウェブサイトなどで公表しています。
水質監視の様子 水源水質調査の様子
名古屋市水安全計画について
水安全計画とは、水道水質に悪影響を及ぼす可能性のあるリスクの管理・対応方法を定めた品質管理システムです。本市では、より安全で信頼性の高い水道水質を確保するため、平成24年に「名古屋市水安全計画」を策定しました。さらに、令和2年には、万が一、本市が経験したことの無いような水質異常が発生した場合にも、迅速に対応するために改定しました。
名古屋市水安全計画
●おいしい水道水の供給
水道管内の水の情報収集
近年、全国的により質の高い水道水が求められています。なごやの水道では、これに先がけておいしい水道水をお届けするための調査研究をすすめ、その成果を浄水処理等の業務に取り入れてきました。
また、水道管内の水温や残留塩素などの情報を収集し、安心・安全でおいしい水をお届けするために活用しています。水道水には塩素による消毒が義務づけられていますが、残留する塩素の量が多いとおいしさをそこないかねません。おいしい水をお届けするためには、塩素の注入量を必要最小限にとどめることが求められます。このため、残留塩素濃度を連続監視し、水温や水質に応じたきめ細かい塩素注入管理を実施しています。
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