名古屋市上下水道局

令和6年能登半島地震に伴う応援活動について(下水道)

最終更新日:2024年10月21日

〇活動状況(下水道) 

今回の地震では、液状化等に伴う下水管やマンホールの破損に加え、下水を中継ポンプ所から浄化センターへ送る圧送管にも被害がありました。(珠洲市)そのため、下水道機能を復旧するために、下水管の流下機能の確保や圧送管の復旧が必要な状況でした。

下水道の破損状況の確認は、マンホールの蓋を一つ一つ開けて目視による調査(1次調査)を行い、その被害状況により必要に応じてテレビカメラ等による詳細調査(2次調査)を実施しました。

また、水道の給水開始の際は下水の溢水が発生しないよう下水の流下機能確保が必要となりました。
 

下水管きょ1次調査状況(七尾市) マンホール内滞水状況(七尾市
下水管きょ被害状況調査 マンホール内部で滞水している様子
下水管きょ二次調査(七尾市) テレビカメラを使用した被害調査の様子
下水管内部に滞水した汚泥を吸い出している様子 カメラを利用して下水管内部を調査し、画像をモニターで確認している様子

 


【下水道復旧支援】

石川県内の下水道施設の早期復旧を支援するため、国土交通省による下水道技術者の派遣に参画しています。
復旧にあたっては国土交通省とともに、支援活動を行う他都市と連携し、各種調整を図っています。
1月24日には国土交通省等と七尾市長に対して復旧・支援状況の説明を行いました。また2月2日に珠洲市長に対して名古屋市などから今後の応急復旧方針について説明を行いました。

七尾市長への下水道被害状況等の説明 応急復旧方針について珠洲市長へ説明
国土交通省等と七尾市長へ復旧・支援状況を説明(1月24日) 珠洲市長へ今後の復旧方針について説明(2月2日)

 
七尾市において、約231kmの下水管の流下機能の確保、被害調査が完了し、3月26日に七尾市長に報告しました。また、珠洲市においては、約104kmの下水管の流下機能の確保、被害調査が完了し、5月9日に珠洲市長へ報告し、これをもって1月8日から続けてきた下水道の短期応援活動を終了しました。

なお本復旧や復興の支援のために、4月1日(月曜日)から七尾市へ、5月1日(水曜日)から珠洲市へ、それぞれ2名(水道1名、下水道1名)ずつ、計4名の職員を派遣し、中長期の応援活動を実施しています。

七尾市長へ下水復旧状況説明_七尾市 珠洲市長へ報告(下水道)
 七尾市長へ報告(3月26日) 珠洲市長へ報告(5月9日)



【七尾市における応援活動期間(下水道)1月8日から3月27日まで(80日間)】

【珠洲市における応援活動期間(下水道)1月13日から5月10日まで(119日間)】



上下水道一体となって、早期復旧を目指し連携しながら支援活動を行ってまいります。


水道の応援活動についてはこちらをご覧ください。


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