・名水の要件「5つの性状」
最終更新日:2018年03月29日
「日本一おいしい水プロジェクト」では、「名水プロジェクト」の「名水の要件」を引き継ぎ、安全でおいしい水道水をわかりやすく表す、代表的な指標として設定しています。
「名水」とは、名古屋の水道水に親しみを込めた呼称です。木曽の山々から涌(わ)き出る清浄な水をイメージしつつ、水道水のおいしさや安全性を表す代表的な5つの性状を「名水の要件」としました。
こちらでは、5つの性状について紹介します。
☆名水の要件「5つの性状」
◆「名水の要件」はこちら◆
「日本一おいしい水プロジェクト」を推進するため、「おいしさの探求」、「安心・安全の向上」、「ブランド力の向上」の3つの視点から安全でおいしい水をめざした取り組みを実施しています。
◆プロジェクトの詳しい内容はこちら◆
「名水」とは、名古屋の水道水に親しみを込めた呼称です。木曽の山々から涌(わ)き出る清浄な水をイメージしつつ、水道水のおいしさや安全性を表す代表的な5つの性状を「名水の要件」としました。
こちらでは、5つの性状について紹介します。
☆名水の要件「5つの性状」
性状 | 指標 | 内容 | |
項目 | 値 | ||
適度に ミネラルを 含む水 | 硬度 (mg/L) | 10~ 100 | 水の中に含まれているミネラル類のうち、カルシウムとマグネシウムの合計含有量を表しています。主に地質に由来します。 低すぎると淡白な味、高すぎるとしつこい味がします。 木曽川は火山岩地質を流れるため原水に含まれる量は少なく、「なごやの水道水」は軟水となっています。 指標の範囲は、厚生省(現厚生労働省)が定めた「おいしい水の要件」と同じ10~100 mg/Lとしました。 |
いやな味を 感じない水 | 有機物 (mg/L) | 0.5 以下 | 水の中に含まれている有機物の全量を炭素の量で表したものを全有機炭素(TOC)といいます。汚れの度合いを示すもので、土壌に起因するほか、ダム湖等で繁殖する藻類や工場排水、生活排水などの混入によっても増加します。多いと渋味がつき、嫌な味がします。 指標の範囲は、木曽川の源流水質データの最低値を基に0.5mg/L以下としました。 |
にごりが ない水 | 濁度 (度) | 0 | 水源である川の水は、程度の違いはありますが、濁りがあります。川の濁りは主に粘土成分で、濁りの成分を除去するために「沈でん」や「ろ過」などの浄水処理を行います。 指標の値は、おいしく飲んでいただくために0度としました。 |
いやな においが 全くしない水 | かび臭 物質 (mg/L) | 0 | かび臭の代表的な原因には、藻類が分解したときに発生する「ジェオスミン」や「2‐MIB」があります。 指標の値は、かび臭がしない水を提供するために0mg/Lとしました。 |
安全で塩素臭を不快に 感じない水 | 残留塩素 (mg/L) | 0.1~ 0.4 | 塩素の消毒効果を保つため、じゃ口での濃度が0.1mg/L以上となるよう水道法施行規則第17条で義務付けられています。 一方、塩素の濃度が高くなると、塩素臭が発生します。水道水の味を損なう要因となるため、平成15年の厚労省通知により目標値が1.0mg/L以下となっています。 指標の範囲は、消毒効果を確保しつつ、ほとんどの人が塩素臭を不快に感じないようにするため、上限値を 「おいしい水の要件」と同じ0.4mg/L以下とし、下限値は水道法で規定された0.1mg/L以上の範囲としました。 |
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「日本一おいしい水プロジェクト」を推進するため、「おいしさの探求」、「安心・安全の向上」、「ブランド力の向上」の3つの視点から安全でおいしい水をめざした取り組みを実施しています。
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