名古屋市上下水道局

植田水処理センター

植田水処理センター 正面写真  
 植田水処理センターは、昭和55年(1980年)1月から高級処理※1施設の建設に着手し、昭和57年(1982年)10月に完成し、処理を開始しました。(1日あたり3万立方メートル)昭和61年(1986年)10月には設備の増設工事に着手し、昭和62年(1987年)7月に完成、処理能力が1日あたり6万立方メートルになりました。また、下水道整備が進んだため、平成4年(1992年)11月から再度増設工事に着手し、平成9年(1997年)3月に完成し、1日あたり9万立方メートルの処理施設へと増強しました。

 平成30年(2018年)には窒素・りん除去を目的とした高度処理※2方式である担体投入型嫌気無酸素好気法※3を導入しました。

 当水処理センターは、処理施設を覆ったり、周囲に樹木を植えたりするなど、美観の保持に力が注がれ、臭気や騒音などにも配慮されています。また、その上部にはテニスコートや芝生広場などが設けられ、市民の方の憩いの場所として利用できるようになっています。

         
所在地名古屋市天白区植田南一丁目512番地
処理区域千種・昭和・緑・名東・天白の各区の一部
処理方式標準活性汚泥法※4
担体投入型嫌気無酸素好気法
処理能力標準活性汚泥法:1日あたり9万立方メートル、
担体投入型嫌気無酸素好気法:1日あたり3万立方メートル
排除方式分流式
放流河川植田川
運転開始昭和57年(1982年)
沈砂池8池
最初沈でん池24池
反応タンク標準活性汚泥法:3槽
担体投入型嫌気無酸素好気法:1槽
最終沈でん池標準活性汚泥法:18池
担体投入型嫌気無酸素好気法:6池


◆施設見学の予約について

「水処理センター・汚泥処理施設見学のご案内」のページをご覧ください。


◆アクセス

  • 地下鉄 鶴舞線
「塩釜口」下車 2番出口より徒歩15分
  • 市バス
「西浦」下車 徒歩2分

植田水処理センター案内図


用語解説
※1 高級処理
現在の下水処理において一般的な処理のこと。(例.標準活性汚泥法)
※2 高度処理
現在の一般的な下水処理である高級処理では十分に取り除くことのできないリンや窒素を取り除くための処理のこと。(例.嫌気好気法、嫌気無酸素好気法)
詳しくは、高度処理のしくみをご覧ください。
※3 担体投入型嫌気無酸素好気法
高濃度の微生物を保持したスポンジのようなもの(担体)を使用して、リンと窒素を除去する高度処理の方式のこと。
※4 標準活性汚泥法
一般的な下水処理の方式。下水中に微生物が入った活性汚泥を加えて空気を吹き込むことで、活性汚泥に含まれる微生物が水中の有機物を取り込む仕組み。