守山水処理センター
最終更新日:2024年03月18日
守山水処理センターは、昭和50年(1975年)10月より高級処理(注1)の建設工事を始め、昭和53年(1978年)4月に処理能力が1日あたり4万2,500立方メートルの施設として完成しました。昭和56年(1981年)8月からは拡張工事に着工し、昭和58年(1983年)3月に完成、処理能力は1日あたり8万5,000立方メートルに増強しました。
また、平成2年(1990年)より下水道整備事業の拡張化に伴って増設工事に着工し、平成5年(1993年)に完成し、1日当たり12万8,000立方メートルの処理能力を有する施設になりました。
平成21年(2009年)9月から翌年3月まで、国土交通省による日本版次世代MBR(Membrane Bio Reactor;膜分離活性汚泥法(注2))技術展開プロジェクトとしての実証実験をおこないました。その後、平成22年(2010年)4月にこの設備が当局へ移管され、1日あたり13万3,000立方メートルの処理能力を有するようになりました。
当水処理センターは住宅地と隣接しているため、処理施設部分を覆い、臭気や騒音等に配慮するとともに、その周辺部へ樹木を植栽する等、美観の保持に努めています。その他、市民の憩いの場として公園、多目的コート等が設置されています。
所在地 | 北区米が瀬町3番地の1 |
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処理区域 | 守山・千種・北・名東の各区の一部 |
処理方式 | 標準活性汚泥法(注3) 嫌気・無酸素・好気型膜分離活性汚泥法(注4) |
処理能力 | 標準活性汚泥法:1日あたり12万8,000立方メートル 嫌気・無酸素・好気型膜分離活性汚泥法:1日あたり5,000立方メートル |
排除方式 | 分流式(一部合流式) |
放流河川 | 庄内川 |
運転開始 | 昭和53年(1978年) |
沈砂池 | 4池 |
最初沈でん池 | 12池 |
反応タンク | 6槽 |
最終沈でん池 | 18池 |
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◆アクセス
- 市バス
(注1)高級処理
現在の下水処理において一般的な処理のこと。(例.標準活性汚泥法)
水処理センターで処理した水(処理水)と活性汚泥を分ける際に、従来の標準活性汚泥法では最終沈でん池を用いるところを、ろ過膜を使っておこなう方法。
一般的な下水処理の方式。下水中に微生物が入った活性汚泥を加えて空気を吹き込むことで、活性汚泥に含まれる微生物が水中の有機物を取り込む仕組み。
嫌気・無酸素・好気法と膜分離活性汚泥法を組み合わせた処理方法。微生物の性質を利用してリンと窒素を除去する高度処理方式のこと。
嫌気・無酸素・好気法については、高度処理のしくみをご覧ください。