名古屋市上下水道局

柴田水処理センター

最終更新日:2024年03月18日

柴田水処理センター 正面写真  柴田水処理センター 設備写真
柴田水処理センターは、昭和44年(1969年)3月からポンプ施設と簡易処理(注)1施設の建設を始め、昭和47年(1972年)2月に簡易処理施設が完成しました。その後、高級処理(注)2施設の建設に着手し、昭和48年(1973年)4月に完成、1日あたり7万5,000立方メートルの施設となりました。さらに、流入してくる汚水量の増加に対処するため、高級処理施設の拡張工事を始め、昭和53年(1978年)3月に完成し、処理能力が2倍になり、1日あたり15万立方メートルの処理能力を有する施設となりました。

また、平成14年度(2002年度)から高度処理(注)3施設の建設をはじめ、平成22年(2010年)2月に処理能力が1日あたり6万立方メートルの施設が完成し、水処理センター全体で1日あたり21万立方メートルにまで処理能力を増強しました。

この水処理センターの前身は「天白汚泥処理場」と呼ばれ、市内で発生した下水汚泥の処理施設として昭和7年(1932年)3月に建設、天日乾燥による汚泥の処理が行われていました。その後、下水道施設の発展とともに水処理センターの建設、汚泥処理施設の更新を行い現在に至っています。
また、センター内で処理した処理水の一部は、柴田汚泥処理場で有効利用されています。

         
所在地南区元柴田西町2番40号
処理区域千種・昭和・瑞穂・南・緑・天白の各区の一部
処理方式標準活性汚泥法(注)4
嫌気無酸素好気法(注)5
処理能力標準活性汚泥法:1日あたり15万立方メートル
嫌気無酸素好気法:1日あたり6万立方メートル
排除方式合流式(一部分流式)
放流河川天白川
運転開始昭和47年(1972年)
沈砂池5池
最初沈でん池20池
反応タンク標準活性汚泥法:4槽
嫌気無酸素好気法:2槽
最終沈でん池32池


◆施設見学の予約について

「水処理センター・汚泥処理施設見学のご案内」のページをご覧ください。


◆アクセス

  • 名古屋鉄道
常滑線「柴田」下車 徒歩10分
  • 市バス
「元柴田西町」又は「柴田」下車 徒歩10分
 


柴田水処理センター 柴田汚泥処理場 名古屋市南区元柴田西町2丁目40番地


<用語解説>
(注)1 簡易処理

水処理センターに届いた汚れた水(汚水)の中の固形物を沈澱させ、薬品で消毒をする処理のこと。

(注)2 高級処理

現在の下水処理において一般的な処理のこと。(例.標準活性汚泥法)
(注)3 高度処理
現在の一般的な下水処理である高級処理では十分に取り除くことのできないリンや窒素を取り除くための処理のこと。(例.嫌気好気法、嫌気無酸素好気法)
詳しくは、高度処理のしくみをご覧ください。
(注)4 標準活性汚泥法
一般的な下水処理の方式。下水中に微生物が入った活性汚泥を加えて空気を吹き込むことで、活性汚泥に含まれる微生物が水中の有機物を取り込む仕組み。
(注)5 嫌気無酸素好気法
微生物の性質を利用してリンと窒素を除去する高度処理の方式のこと。
詳しくは、高度処理のしくみをご覧ください。