熱田水処理センター
最終更新日:2024年03月18日
熱田水処理センターは、堀留水処理センターと共に我が国で初めて活性汚泥法(注)1を採用した施設で、昭和5年(1930年)10月から運転を開始しました。
その後、昭和41年(1966年)1月から旧施設の改造を含めた拡張工事に着手し、昭和45年(1970年)11月に処理能力が1日当たり5万5,000立方メートルの施設が完成しました。また、名古屋港・伊勢湾の水環境向上のため処理施設の更新に合わせて高度処理(注)2の嫌気好気法(注)3を導入した施設が、平成13年(2001年)4月から稼働し、処理能力が1日あたり6万立方メートル(高度処理運転をおこなった場合は1日あたり3万8,000立方メートル)となりました。
この水処理センターの沈砂池は、東海道本線を挟み西へ150メートル離れた熱田ポンプ所内にあります。熱田ポンプ所は雨水排水機能を持ち、熱田水処理センターと共に下水管内に布設した光ファイバーケーブルによって伝馬町水処理センターから遠方監視制御されています。
所在地 | 熱田区花表町24番2号 |
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処理区域 | 中・熱田の各区の一部 |
処理方式 | 標準活性汚泥法(注)1 (ただし嫌気好気法でも運転可能) |
処理能力 | 1日あたり6万立方メートル (嫌気好気法で高度処理運転をおこなった場合は、1日あたり3万8,000立方メートル) |
排除方式 | 合流式 |
放流河川 | 新堀川 |
運転開始 | 昭和5年(1930年) |
沈砂池 | 4池 |
最初沈でん池 | 4池 |
反応タンク | 4槽 |
最終沈でん池 | 9池 |
◆施設見学の予約について
「水処理センター・汚泥処理施設見学のご案内」のページをご覧ください。
なお、この水処理センターは無人施設のため、原則施設見学の受付はしていません。
<用語解説>
(注)1 標準活性汚泥法(活性汚泥法)
一般的な下水処理の方式。下水中に微生物が入った活性汚泥を加えて空気を吹き込むことで、活性汚泥に含まれる微生物が水中の有機物を取り込む仕組みのこと。
(注)2 高度処理
現在の一般的な下水処理である高級処理では十分に取り除くことのできないリンや窒素を取り除くための処理のこと。(例.嫌気好気法、嫌気無酸素好気法)
詳しくは、高度処理のしくみをご覧ください。
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(注)3 嫌気好気法
微生物の性質を利用してリンを除去する高度処理の方式のこと。
詳しくは、高度処理のしくみをご覧ください。
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