名古屋市上下水道局

堀留水処理センター

堀留水処理センター 正面写真  堀留水処理センター 設備写真
 堀留水処理センターは、熱田水処理センターと共に我が国で初めて活性汚泥法※1を採用した画期的な水処理センターとして、昭和5年(1930年)10月から運転を開始しました。
 戦後、都市の再開発がすすみ、生活様式も向上したことなどによって流入汚水量が急速に増大し、従来の施設では十分に処理できなくなってきました。そのため、施設の拡張が必要となりましたが、この水処理センターは市中心部にあるため、その用地確保は困難を極めました。そこで既存施設に隣接する久屋大通公園南端の地下部に拡張することになり、昭和45年(1970年)12月から建設に着手し、昭和48年(1973年)11月に完成しました。
 処理施設は、都心の美観を確保し、用地の効率的な利用をはかるため、完全地下式の立体構造とし、上部は久屋大通庭園「フラリエ」があります。

 また、平成24年(2012年)11月には、下水道供用開始100周年を記念するモニュメントを若宮大通に面した一角に設置しました。

         
所在地中区千代田一丁目1番12号
処理区域中区の大部分、
千種・東・昭和の各区の一部
処理方式標準活性汚泥法※1
処理能力1日あたり20万立方メートル
排除方式合流式
放流河川新堀川
運転開始昭和5年(1930年)
沈砂池10池
最初沈でん池7池
反応タンク8槽
最終沈でん池34池


◆施設見学の予約について

「水処理センター・汚泥処理施設見学のご案内」のページをご覧ください。


◆アクセス

  • 地下鉄
名城線「矢場町」下車 徒歩5分
  • 市バス
「矢場町」下車 徒歩2分

堀留水処理センター案内図


<用語解説>
※1 標準活性汚泥法(活性汚泥法)
一般的な下水処理の方式。下水中に微生物が入った活性汚泥を加えて空気を吹き込むことで、活性汚泥に含まれる微生物が水中の有機物を取り込む仕組みのこと。