「水が出るのが当たり前」の生活を支えます ~後編~
最終更新日:2024年04月15日
1.配水管網を健全に維持するために
配水管は市内を網の目状に走っており、名古屋市では総延長が8,400キロメートルを超えています。こうした配水管を健全に維持するために、老朽化した配水管を地震に強い新しい配水管に入れ替える等の工事が行われています。こうした工事における監督業務や、工事に伴う断水や通水の計画、調整、実作業などを行っています。
2.断水・通水時に意識すること
断水・通水作業の際は、水の流れが通常時と大きく変わるため、周囲の管路に濁りが発生することがあります。また新たな管路に通水を行う場合などは、管内の空気を適切に排出しないと、残留した空気が圧縮されて水に溶け込み白濁してしまうことや、水道使用時に溜まった空気が噴き出して、場合によっては設備に不具合を起こす可能性があります。管路の中を直接見ることはできないので、水道管の口径や布設年度、現地の高低差などの条件から濁りの範囲や通水の方法を考慮し、お客さまの生活への影響を最小限にするため、細心の注意を払って作業を行っています。
バルブ操作 | 消火栓からの放水 |
3.安心して水道水を使っていただくために
お客さまに水道水を安心して使っていただくために、今後も老朽化した配水管の入れ替え工事等を行いながら、配水管路を健全な状態に保っていく必要があります。現地条件を考慮して水の流れや濁りの範囲を予想したり、工事の影響を最小限に留めて円滑に工事を進めていくノウハウは、一朝一夕にはつかめません。これまでに現場の経験で培った技術を次の世代に継承していくことを意識しながら、業務を進めていきたいと思います。
<水道をつくる人たち>
●水道01/安定した水源を確保するために
●水道02/持続可能で強靱な水道システムを構築します
●水道03/安全でおいしい水道水を作り続けます
●水道04/「水が出るのが当たり前」の生活を支えます ~前編~
<名古屋市の職員採用情報>
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