名古屋市上下水道局

放任給水制から計量制の採用へ

最終更新日:2022年04月01日

 給水開始当初はあまり利用されなかった水道は、5年とたたないうちに給水能力に迫るほど、使用量が増大するに至りました。これは、水道の利便が市民に認識され、普及率が高まったことおよび放任給水による水の浪費が原因でした。

 その後、放任給水に伴う水量調節に関し研究調査を重ね、根本的な対策として、大正9(1920)年から計量制の全面実施を行うこととなり、そこから大正11(1922)年にかけて3年でおよそ25,000個のメータの取付けを行いました。

 写真は節水を宣伝する当時のビラです。「台所の改善」と題し、「水を愛する家は栄え、水を濫費(らんぴ)する家は衰える」としています。
節水を宣伝するビラ