本市の水道水における有機フッ素化合物(PFAS)の検出状況について
最終更新日:2024年10月11日
本市の水道水は木曽川を水源としています。
上下水道局では、浄水場で定期的な水質検査を行っていますが、これまで有機フッ素化合物(PFAS)は暫定目標値を超過して検出されたことはなく、安心してご利用いただけます。
今後も継続してPFASの定期的な検査を行って水道水の安全性を確認していきます
〇有機フッ素化合物とは
有機フッ素化合物(PFAS)には多くの種類があり、代表的なものとして、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。PFOS及びPFOAは、耐熱性や耐薬品性に優れ、主な用途として撥水剤、泡消火剤や界面活性剤等があります。
PFOSについては、平成29年にすべての用途で製造・使用が禁止となりました。PFOAについても令和3年に原則、製造・使用が禁止されました。
また、PFOS及びPFOAと同様の性質を持ち、その代替品として使用されるPFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)があり、国内での使用・製造を禁止する動きがあります。
PFOS及びPFOAは、人においてはコレステロール値の上昇、発がん等との関連が報告されていますが、科学的な知見は不十分です。そのため、国際的に様々な知見に基づく検討が進められています。
〇水道水中の有機フッ素化合物の基準
PFOS及びPFOAについては、令和2年4月1日に「水質管理目標設定項目」として位置づけられ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの量の和として1リットルあたり50ナノグラム以下」に設定されました。また、PFHxSについても、令和3年4月1日に「要検討項目」として位置づけられ、目標値は設定されていません。