うるおいライフ 趣味:水道

教えて!お風呂のチカラ!

不眠症


 不眠症イメージ画像いま、不眠症の人が増えているようです。病気やストレスが原因のものもありますが、スマホやパソコンのブルーライトで脳が興奮し、交感神経が高ぶってしまい、眠れなくなることが多いようです。
このように眠れなくて悩んでいる方には、セルフケアとして毎日の入浴がオススメです。効果的な入浴方法は、寝る1~2時間前に38℃~40℃のお湯に20分つかって体を温めることです。副交感神経を高めて脳の興奮を抑えられるとともに、一旦体温が上がり、寝るころにはちょうど体温が下がってこのタイミングで寝るとすんなり眠ることができます。
 また、眠れない原因や悩みをお風呂でリセットすることもできます。

疲労回復


 とにかく疲れているときには、血液循環を良くするために、38℃~40℃のお湯に15分ほど肩までつかり、副交感神経を優位にすることでリラックス効果が生まれます。プチ温冷交代浴も効果的です。
また、疲れているけれど、頑張ってもうひと仕事しよう、というときには、42℃の熱いお湯に5分ほど入って交感神経を高め、気合いを入れましょう。
 お風呂は、肉体疲労にも精神的な疲労にも効果的です。入浴剤には、硫酸ナトリウムなど血流を良くして疲労物質を取り去る効果や、夏場にはすっきりするメントールが含まれたものもありますので、好みのものを気分によって使い分けるのもオススメです。一日の終わりにお風呂に入り、疲れを取って、生活の活力を取り戻しましょう。


うつ状態


  梅雨イメージ画像 うつ状態は主に、イライラと焦燥感が出るパターンと、どんよりして何もやる気がなくなるパターンの2種類があります。入浴の際には、症状によって温度を使い分けましょう。
 イライラと焦燥感がある場合に効果的な入浴方法は、38℃~40℃のお湯に20分ほどつかり、副交感神経を優位にすることです。
 逆に、抑うつが強く、何もやる気が起きない場合に効果的な入浴方法は、42℃の高めのお湯に5分つかり、交感神経を刺激することです。
 うつ病になる人の傾向として、真面目で心配性だったり、考えすぎてストレスをためてしまう性格があるとされています。毎日の入浴で、リラックスして、心を整理することはうつ病予防にもつながります。毎日のお風呂で、心と体の垢を落とし、よい睡眠をとることで、軽い短期的なうつ状態なら早めに抜け出すことができるでしょう。


更年期障害

 
 更年期障害は、おもに女性が閉経前後に女性ホルモンのバランスが崩れてくることで、自律神経の働きが悪くなることから生じるさまざまな障害のことです。頭痛やほてり、めまい、不眠症など個人差はありますが、影響は心身全般に現れます。
 更年期障害に効果的な入浴方法は、毎日決まった時刻に入浴することです。生体リズムに働きかけ、自律神経の働きを正常に戻す作用が期待できます。実際。40℃のお風呂に、毎日5分→5分→10分と反復して入ることで、更年期障害の症状が改善したという研究結果があります。
 最近では、男性の更年期障害も増えているとのことですが、こちらも定時に入浴することで、精神的ストレスを減らし、生体リズムを整えることにも繋がり、更年期障害を乗り越える支えになるでしょう。

加齢臭予防


 加齢臭対策にはシャワーがオススメです。出勤前の朝に41℃のシャワーを短時間浴びることで、においの原因である皮脂を洗い流すことができ、夜までにおいを減らすことができます。また、夜にはゆっくりと湯船につかり、頭をよく洗うなどして、日頃から体を清潔にすることが大切です。

生理痛、PMS

 
 生理痛やPMS(月経前症候群)など、月経前後には、個人差もありますが、子宮内の膜がはがれ落ちるときに生じる変化やホルモンの急な変化などを原因として、頭痛や吐き気、イライラなど様々な症状が副次的に発生します。
生理のときには、初日は40℃のシャワーを浴びましょう。足湯を併用してもいいでしょう。3~4日目からは、40℃のお湯に15分つかった後、追い炊きした42℃のお湯で下半身を温めると、血流がよくなり、子宮の状態を整えられます。また、副交感神経に働きかけるため、イライラを緩和させることにも効果的です。
 生理のときの入浴は、経血が流れ出す不安から控える方が多いと思いますが、湯船の中は水圧があるので経血が流れ出すことはありませんし、お湯が入ることもありません。公の浴場は避け、家のお風呂に最後に入るなどの工夫をすれば、生理のときの入浴はタブーではありません。肉体的にも精神的にも、入浴ですっきりして症状を和らげましょう。

スキンケア

 

 美肌に効果的な入浴方法は、 38 ℃から 40 ℃のお湯に 15 分つかることです。美容のためといって、長時間お湯につかってしまうと、角質の表面の皮脂が溶けてしまい、逆に肌の水分が抜けてしまいます。じわっと汗をかき、毛穴も開き角層も柔らかくなったくらいで一度出ましょう。皮脂は、首や胸、背中などに多く、手足には少ないので、皮脂の多い体の中心部分から洗っていき、泡は脂分を取りすぎてしまうので、すぐに洗い流しましょう。

  スキンケアイメージ画像 入浴後に、お風呂の美肌効果を保つには、出てから10分以内にスキンケアをすることがとても大切です。入浴後は皮膚に水がしみ込んでしっとりと潤いますが、この潤いは一時的なものです。お風呂から出て10分間が「保湿リミット」で、この間に保湿をしないと皮膚から水分が蒸発してしまい、30分ほどで入浴前よりも過乾燥することが分かっています。大人なら保湿成分を含む化粧水などをできれば浴室内でやさしく肌に塗りましょう。この時、パチパチと皮膚を叩いたり、グイグイとマッサージしないように注意してください。化粧水を使えない子どもの場合は、薬局で購入できるシンプルなワセリンなどを塗るのもオススメです。

 お風呂に入ると皮膚の汚れも落ち、清潔になるので皮膚の健康を保つにはとても役立ちます。


ダイエット

 
 じつは、お風呂に入っただけでは、ほとんどカロリー消費は見込めません。普通にお風呂に入っても、安静時と比べて、10~20kcal余計に消費するくらいです。また、熱いお湯で汗をダラダラとかいても、水分を失うだけで、カロリー消費にはなりません。汗をかくことによって、体に不要な老廃物を体外に排出はされますが、痩せるわけではありません。
 しかし、食前に40℃のお湯に15分つかるのは、食欲を抑えるのに効果があります。入浴によって、体の表面に血液が回る分、一時的に胃や腸の働きが抑制されます。
 ほかにも、夏であれば、30℃くらいのかなりぬるいお湯につかって、足の曲げ伸ばしなどの軽い運動をするといいでしょう。湯に体温を奪われ、体が体温を上げるためにカロリーを消費するからです。これは、水中で行うアクアビクスというダイエット運動と同じ仕組みです。ぬるいお湯に入った後は、追い炊きして、体を温めましょう。

冷え性解消


 冷え症は、西洋医学的な概念ではなく、病というよりは、主観的感覚なのです。寒いところでは、手足の末梢に血流がいかなくなり、冷えるのです。冷え症の人にはそれが苦痛や不快に感じられてしまうのです。
 冷え症改善のためには、毎日の入浴で血流をよくしてあげることが効果的です。寝る1~2時間ほど前に40℃程度のぬるめのお湯に15分ほどじっくり肩までつかりましょう。
 なお、ぬるめのお湯では満足できない方は、最後に短時間42℃~43℃で追い炊きをすると「温まった」という満足感が得られます。この「温まった」という感覚が冷え症改善につながります。最初から42℃以上の熱い湯に入り、体を熱くしすぎてしまうと、お風呂から出ると体が体温を下げようとしますので、結果としてかえって温熱効果が長続きしません。
 また、すでに毎日お湯につかっている人は、手足の血流を改善し、自律神経を整えるために、「プチ温冷交代浴(40℃で3分ほど温まったら一度湯船から出て手足に30℃のぬるま湯を30秒ほどかけ、また湯船につかる方法。これを3回繰り返す)」も効果的です。

しもやけ予防と改善効果


  しもやけイメージ画像 寒い時期に気になるのが、手足のしもやけです。原因は流行の服装やライフスタイルにもあります。例えば、女性の細身のブーツも長時間履くと、内部で、汗で湿ってきた足先が冷え、血流が悪くなったり、ピアスなどの金属のアクセサリーも冷たさを伝えやすいので、耳たぶのしもやけの原因になります。寒い時期のランニングも手足のしもやけの原因になります。子どもや女性で、毎年しもやけに悩んでいる方も多いと思いますが、お風呂に入ることで、予防と改善ができます。特に炭酸系の入浴剤は血流改善効果が強いので意識して使うことをオススメします。さらに、しもやけの部位やしもやけになりやすい足先などをお風呂の中でマッサージして血流を良くするとより効果的です。