なごやの水の硬度は?軟水?硬水?
なごやの水は硬度19 (mg/L)の軟水!
(注)令和2年度の平均値
(参考)名古屋市上下水道局公式ウェブサイト
>早坂教授に”硬度”についてお話を伺いました!1.なごやの水の特徴は?
解説
硬度(mg/L)とは、水の中に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計含有量から計算されています。
この「硬度」は、水を飲んだ時の口当たりの良さや、石鹸の泡立ちなどに影響します。
WHO
世界保健機関の基準では、硬度が
120mg/L
未満だと「軟水」、
120mg/L
以上だと「硬水」と分類されます。
〇軟水
軟水は、お米がふっくら炊けたり昆布やカツオだしなどの和風だしが良く取れたりすることから和食に向いています。
また、石けんが良く泡立つため、石けんをたくさん使わずに泡で洗うことができるので、お肌に良いと言えます。
〇硬水
硬水は、お肉が軟らかく煮えるため肉料理の多い洋食に向いています。
また、マグネシウムが多く含まれるため、便秘になりにくくする効果もあります。
日本の水は、ほとんどが「軟水」に分類されるため、比較的飲みやすい水だといえるでしょう。
和食が出汁を活用して、素材のうま味を味わうレシピが多いのも、この日本の水の性質が関係しているのかもしれません。
日本の水道水の硬度は平均約 50mg/L なので、名古屋の水道水は全国の中でもとっても「軟らかい水」といえるでしょう。