3.泡立ちに違い?
「軟水は石けんがよく泡立つ」
(早坂)
食に関すること以外で、硬度の差から生じる大きな違いとしては、例えば、石けんの泡立ちがあります。
硬度の高い水と比較して、なごやの水道水の様な軟水は、石けんを使用したときに泡立ちやすいという 特長があります。
(上下水道局)
軟水は、石けんの泡立ちをさまたげるカルシウムやマグネシウムが少ないからですね。
「泡で洗うとお肌に良い」
(早坂)
そうですね。
上手な体の洗い方として「泡で洗いましょう」ということがよく言われますが、これは、洗う時にこすり過ぎや、石けんを使い過ぎることによりと、肌に刺激になったり皮脂を取り過ぎることがあるためです。
石けんが良く泡立つ軟水は、石けんをたくさん使わずに泡で洗うことができるので、お肌に良いと言えます。
泡立ちの実験をしてみました!!(⇐クリックで動画先へ)
※動画の視聴には多くのデータ通信量が必要になります。ご注意ください。
「美容の観点から軟水を好まれる方も」
(早坂)
お肌に良いことに加えて、軟水はミネラルと石けんが結合してできる石けんカスもできにくくシャンプーで髪がパサつきにくいことから、美容の観点で好まれています。
(上下水道局)
お風呂あがりの髪質にも影響があるのですね。
(早坂)
そうですね。
例えば、軟水を売りにしている銭湯もあり、美容の観点から利用されています。
こうした銭湯の中には、水中のミネラル分を除去して軟水に変えるための機械を設置して、軟水を供給していらっしゃる所もあって、そういった機械を製造しているメーカーさんもいらっしゃいます。
「軟水は水あかがつきにくい」
(早坂)
この他、軟水の地域はお風呂の水あかがつきにくいとも言われていて、これは硬度のミネラル成分が付着しにくいからなんです。