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にぎるとかたまる? ふしぎな液体

力をかけると固くなる、ふしぎな液体を作ってみよう!
にぎるとかたまる?ふしぎな液体(イラスト)

【材料】
にぎるとかたまる?ふしぎな液体(材料)
・片栗粉 : 150g
・水   : 100ml



【作り方】
1.片栗粉と水を、よくかき混ぜます。
にぎるとかたまる?ふしぎな液体(作り方1)


2.粉っぽさが消えるまでかき混ぜます。
にぎるとかたまる?ふしぎな液体(作り方2)
混ぜるときに、力を入れると固くなるようになったら完成!


3.にぎったり混ぜたりして、ふしぎな感触を楽しもう!
にぎるとかたまる?ふしぎな液体(作り方3)



【どうして固くなるの?】
にぎるとかたまる?ふしぎな液体(どうして固くなるの?イラスト)
始めは、水の中に片栗粉の粒が浮いている状態です。
にぎると力がかかり、粒の並びが変わります。
すると、粒のすき間が大きくなり、水がすき間に入ってきます。
(この時、水がすき間に吸い込まれ、乾いたよう見えます。)
浮いている粒と粒がぶつかり合い、固くなって固体の状態に変化します。
力を抜くと、形がくずれてもとの液体の状態に戻ります。

これをダイラタンシー現象といいます。

にぎるとかたまる?ふしぎな液体(仕組みのイラスト)

【もっと詳しく】
にぎるとかたまる?ふしぎな液体(もっと詳しくイラスト)
ダイラタンシー現象とは、液体に粒子が混ざっているときに力が加わると体積が変化し、流体の挙動が変化する現象のことをいいます。
今回の片栗粉を使った実験では、力を加えて粒子の並びが変わることで体積が増え、そのすき間に水が入り込むことで、液体が固体に変化したように見えました。逆に、固体の状態のものに力を加えて体積が減ることで、水が入り込むすき間がなくなり、粒子が水に浮いたような状態になり、固体が液体に変化したように見える現象もあります。これが、地震が起きた時に発生する、「液状化現象」の原因と考えられています。

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