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東山動植物園ー動物園のご紹介ー

<名古屋市上下水道110周年特別企画>
上下水道局の職員が、水道水をたくさん使用していただいているお客さまのもとを訪問し、施設の概要や水道水の使用用途についてインタビューした内容を紹介します!

シリーズ第5弾は、東山動植物園です!この記事では、動物園についてご紹介します!

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東山動植物園ー世界のメダカ館のご紹介ー

1.はじめに
動物園では広さ32ヘクタールの巨大な敷地内に約450種の動物を飼育しています。
コアラやキリンなどの人気な動物たちはもちろん、多種多様な動物たちのユニークな生態を見る事ができ、近年はイケメンで有名なニシゴリラ「シャバーニ」が飼育されている事でも注目を集めています。その人気もあって、東山動植物園は年間250万人もが訪れる施設となっています。
 

ニシゴリラのシャバーニの写真
(提供:東山動植物園)

2.水の使用について
動物園での主な水の使用用途は、動物舎のプールや動物の飲み水・水浴び、動物舎の清掃、噴水などの水景施設での使用だそうです。
またその他の水の使用用途には、来園者用の手洗い場やトイレ、園内の飲食施設や熱中症対策としてのミストなどがあります。

▼アシカ舎のプールの様子
アシカ舎のプールの様子


▼噴水の様子
東山動植物園の噴水の写真
(提供:東山動植物園)

▼ペンギン舎にあるミストの様子
ペンギン舎に設置してあるミストの写真
(提供:東山動植物園)

用途別に使用量は測っていませんが、おそらく動物舎のプールの水の割合が多いだろうとの事でした。
大きなプールは、カリフォルニアアシカ、アザラシ、ホッキョクグマ、カバ、アジアゾウなどの動物舎にあります。
その他にも、自然動物館などの水辺生物の飼育施設にもプールはあり、体の大きさや生態にあわせたプールが設置されています。

▼ホッキョクグマの飼育プールの様子
ホッキョクグマの飼育プールの様子
  
▼アジアゾウのプールの様子
アジアゾウが水浴びをしている写真
(提供:東山動植物園)

また、東山動植物園はとても大きな施設で、水の用途も上記のとおり多岐にわたります。
動物の命に関わる大切な水でもあるため、まずは無駄な水の利用がないようにするために水漏れ箇所がないか日々確認しながら業務を行っているそうです。

3.動物の生態について
(1)動物たちはどのくらい水を飲むの?
人間は一日約2.0リットルの水を飲むと言われていますが、動物たちは一日にどれくらい水を飲んでいるのか知っていますか?

動物園で飼育している動物のなかで、最も水を飲む動物はアジアゾウです!!
なんと人間の50倍にもあたる100リットルの水を一日で飲んでいます!!
大きな体を維持するためには、これだけの水分が必要なんですね。

▼アジアゾウの様子
アジアゾウの様子
  
水をほとんど飲まない動物としては、コアラが挙げられます。
コアラは、栄養が少ないといわれているユーカリを餌としているため、生活では最小限のエネルギーしか使いません。
そのため、水分は餌であるユーカリのみから摂取しており、水分摂取のために水辺などの飲み場まで移動する事はありません。

▼一日あたりの摂取する水の量
1日に飲む水の量
ちなみに取材した日は、ほとんどのコアラが気持ちよさそうに眠っていました。

▼コアラ眠っている様子
コアラが起きている様子
実はコアラは、起きている時間が短い動物で、起きている写真を撮るのはとても困難です。
もし起きているコアラに出会えたらぜひ写真を撮ってみてくださいね。とても貴重ですよ!

▼コアラの一日
コアラの一日の図
こちらの写真は、東山動植物園の職員の方が撮影してくださったものを後日提供していただきました。

▼コアラが起きている様子
コアラが起きている時の写真
(提供:東山動植物園)

(2)人気のあの動物も「絶滅危惧種」だった!?
動物園では100種類以上の絶滅危惧動物を飼育しています。
コアラ・ゴリラ・キリン・ゾウ・レッサーパンダなど、みなさんが思い浮かべるような人気の動物たちも実は絶滅危惧種に認定されています。
動物たちが絶滅危惧種になってしまう要因は様々で
・人間の開発による森林破壊
・道路による生息地の分断やそれによる交通事故
・気候変動や干ばつ
など、人間の暮らしや活動が大きく関わっています。
絶滅危惧種になってしまう原因の図
動物園には様々な絶滅危惧種がいますので、どのような動物が絶滅の危機にあるのか見に来てください。

4.新しくできた動物舎のご紹介!
最後に動物園の中でも、新しくできた「アジアの熱帯雨林エリア」と「新ジャガー舎」をご紹介します!
 
(1)アジアの熱帯雨林エリア
令和5年7月にアジアの熱帯雨林エリア(スマトラトラ・スマトラオランウータン舎、コサンケイ舎)がオープンしました。このエリアの動物たちは全て絶滅危惧種であり、野生での行動を促す展示や、動物や生息地を知ることができる学習展示が充実しています。
スマトラトラ舎にはプールもあり、暑い夏などに水浴びをする様子が間近に見られます。

▼スマトラトラの取材当日の様子
スマトラトラ
私たちが取材に行った時のスマトラトラは、遠くの岩と岩の間から顔のみを出してこちら側を覗いていました。
遠くにいてもとても威厳を感じられます。

▼プールでの水浴びの様子
スマトラトラがプールに入っている写真
(提供:東山動植物園)

(2)新ジャガー舎
令和5年10月には動物園北園に新ジャガー舎がオープンしました。
ジャガーはネコ科としては珍しく泳ぎを得意とする動物であり、屋内展示室にはジャガー舎としては深さ日本一となる温水プールも設置されます。

▼新ジャガー舎の外観
新ジャガー舎の外観

▼新ジャガー舎の屋内展示室
新ジャガー舎の屋内展示室

またジャガーといえば黄色の体に黒い点や丸の模様があるイメージですが、この新ジャガー舎では黒色のジャガーを見ることができます!
残念ながら取材当日は、草木に隠れていてしっかりとした写真を撮ることはできませんでした。
ジャガーに興味のある方は、ぜひ直接足を運んでみてください!

5.まとめ
今回は東山動植物園の動物園を訪問させていただきました!
取材に行った当日は雨が降っていたせいか、アジアゾウたちは元気が良く、囲いの中をぐるぐると豪快に歩き回ったり水たまりで寝転がったりといろいろな様子を見せてくれました!
他にも東山動植物園の人気者の「シャバーニ」や、最近新設されたアジアの熱帯雨林エリアなど、みどころ盛りだくさん!
みなさんも訪れてみてはいかがでしょうか?



https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/
東山動植物園の公式ウェブサイト(外部リンク)へ移動します。
 
 


 

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